
シャープが、自由な形で製造できる液晶パネル「フリーフォームディスプレイ」を発表しました。自動車のインスツルメントパネルのような四角形ではない情報表示スペースなどへの応用を想定しています。フリーフォームディスプレイは、シャープの液晶パネル IGZO の技術に加え、回路設計を工夫することで四角形だけでなく自由な形での製造が可能です。
フリーフォームディスプレイでは、従来は液晶のベゼル部分にあった液晶素子のオン/オフをする回路(ゲートドライバー)を、液晶表示領域内に分散して配置しています。これにより一列に並んでいたドライバーを自由な位置に置けるようになり、四角形のうち3辺はベゼルをほとんど無くすことができるようになりました。その結果、かなり自由な形状で液晶パネルの製造が可能となっています。
シャープ、四角くない液晶「フリーフォームディスプレイ」発表。IGZO技術と独自設計を応用
シャープはまず、自動車のインスツルメントパネルやセンターディスプレイへの適用を考えているとのこと。ハイブリッドカーなどの普及にともない燃費やエコドライビング情報など表示すべき情報は増加しており、UI設計の自由度が高い液晶パネルなら、専用の表示器で表示していた情報もまとめることができそうです。そういえば、4月にはジャパンディスプレイも車載向けの六角形ディスプレイを発表していました。
その他の用途として考えられるのは、ウェアラブルなデバイス。Motorola の Moto 360 のような丸いスマートウォッチだけでなく、5角形やハート型といったものも作れそうです。 もしかすると、数年後には「iCarly」など、ニコロデオン製作のコメディドラマに登場する Pear Phone や Pear Pad のようなデバイスも普通に買えるようになるのかもしれません。
「らんすあたっく!!」は、図形に近いデザインのカナフォント。Windows 95以降などに対応するTrueTypeフォントで、ベクターのライブラリページからダウンロードできる。商用時を含めて無償で利用することが可能。
ひらがな、カタカナ、英数字、記号を収録し、文字というよりも図形に近いデザインが特徴。長方形や三日月形、輪状のブロックをつなぎ合わせたり、重ねることで文字を形作っており、全体が立体感に溢れている。
文字単体ではひらがなやカタカナに見えない場合もあり、まるで解読不能な古代文字のようだ。それと同時に、ポップでかわいらしい印象も醸し出しているので、使い方によって表情が大きく変わってくるだろう。
なお、フォントそのものの販売、無断での再配布・改変が禁止されているほか、アプリケーションへ埋め込む場合などは作者に連絡する必要がある。
【窓の杜,中井 浩晶】
NVIDIAは、2014年6月2日付けにて、同社日本代表および米国本社副社長に元テキサス・インスツルメンツの大崎真孝氏が就任したと発表した。
大崎真孝氏のプロフィールは以下(プレスリリースより引用)。
“大崎真孝は、2014年にエヌビディアに入社。現在、エヌビディア ジャパン代表として、日本における製品の市場拡大、お客様との関係構築、そしてそれらを支えるエコシステムのサポートに携わっています。
エヌビディア入社以前、大崎は日本テキサス・インスツルメンツ株式会社で20年以上、営業、マーケティング、技術サポート、ビジネスディベロップメント等の様々なマネジメントに従事してきました。
大崎は、首都学東京で経営修士号(MBA)を取得しています。”