ヨーロッパの大手航空機メーカー「エアバス」が特許出願した機内座席のデザインが斬新だと話題になっています。
【きっとこの体勢で長時間はつらい。だってこれだもの】
新しい旅客機の座席は自転車のサドルに似た形で、折りたたみ式なのが特徴です。背もたれはありません。従来より遥かに省スペースなため、導入した場合は旅客機の定員増加とそれに伴う航空運賃の引き下げが可能になるとしています。
同特許は先月出願され、このほど一般公開されました。ただし、評判はさほど芳しくなく、英デイリー・テレグラフ紙は「世界一不快な機内座席」と酷評しています。もっとも、エアバスも現時点では実用化について特にコメントしていません。
省スペースに特化した座席については、2010年に伊アビオンテリアーズが発表した「スカイライダー」が話題になり、これまでに複数の格安航空会社が「立ち乗り座席」の導入を検討していますが、いずれもまだ実現には至っていません。