仏ダッソー・システムズは7月11日、マルチボディシミュレーション技術を提供するシムパックの買収を発表した。買収金額は非公開。
シムパックの買収により、ダッソー・システムズのSIMULIAリアリスティック・マルチフィジックス・シミュレーション技術は、仮想コンセプト検証からリアルタイム・エクスペリエンスまで、マルチボディ・メカトロニクス・システム全体をサポートするものとなる。
同社は今後、リアリスティック・マルチフィジックス・シミュレーション、アセンブリ用の高精度リアルタイム・メカトロニクス・シミュレーション、スマート・システムズの制御などを組み合わせたエンドツーエンドの最先端システムの開発に必要な統合ソリューションを供給するとしている。
ZMPは7月17日、自動運転技術や先進運転支援システム(ADAS)開発向けに、4台のレーザーレンジセンサを使用してクルマの全周囲360度をセンシングする「全周囲センシングパッケージ」の販売を開始した。
[関連写真]
新製品は、4台の2次元レーザーレンジセンサと、計測の様子をすぐに確認できるビューワーサンプルプログラム、センサ情報を利用するための開発環境(SDK)で構成。周囲360度に渡り、車両や歩行者、障害物などの検出に利用できる。
付属のビューワで、車体サイズや車体に取り付けたセンサの位置・角度、表示するセンサ範囲(角度)の指定を確認しながら簡単に設定できるほか、サンプルプログラムおよびSDKが付属し、すぐに活用することができる。
先進運転支援システムの開発や、自動運転における自車の位置推定には、周囲の状況の把握が必要となる。レーザーセンサを車体に取り付ける場合、車両の座標系とセンサの座標系を、計算によって合わせる必要があるが、同パッケージでは、SDKを用いて車体の大きさ、センサの位置を設定することで、4台のセンサからのデータを同じ座標系で取得。車両とセンサ出力結果の位置関係を直観的に把握することができる。
新製品は自動車だけでなく、建設機械、農業用機械など業務用車両、移動ロボットのセンシングシステムとしても活用できる。価格は248万4000円。
《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》
ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)は、iOS/Android向けアプリ「Oto-Latte」(オトラテ)の新バージョン4.0を7月16日より提供開始した。App StoreおよびGoogle Playから無料でダウンロードできる。
Oto-Latteは、Web上のニュースやさまざまな情報を音声で再生するアプリだ。バージョン4.0では、ソニー銀行/Media Shakers/ベネッセコーポレーション/イード/オトバンクを新たに追加。メニュー画面や操作画面の大幅な改良を図ったほか、自分好みのホーム画面を簡単に自動作成できる22種類のプリセットチャンネルも新たに搭載している。