エレコムは2014年6月17日、ケーブル「巻き取りリール」を装備したカナル型イヤフォン2製品を6月下旬より発売する。通話も可能なマイク付きモデル「EHP-CS3540R」シリーズと、ヘッドフォン単体モデル「EHP-CA3540R」シリーズの2機種を投入する。それぞれ本体色は6色を用意する(本体色は下の写真を参照)。価格は、EHP-CS3540Rシリーズが3423円(税込)、EHP-CA3540Rシリーズが2462円(税込)。
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巻き取りリールはケーブルを5段階の長さに調節でき、使用中にケーブルを持て余すことがなくなる。最後まで巻き取ることもできるので、イヤフォンをコンパクトに収納したい人に向いている。
巻き取りリールには、ポケットや襟などに固定するクリップが付いており、イヤフォン使用中にリール部分がぶらつかず、重さも感じにくくなるため快適に使用できるという。ケーブル自体も、絡みにくいフラットケーブルを採用している。
マイク付きモデルでは、イヤフォン本体にマイクを内蔵し、ケーブルを最後まで巻き取っても通話が可能。マイクだけでなく、着信応答/通話終了、再生・停止などの操作が可能なリモコンスイッチまでイヤフォンに内蔵させた。
9ミリ径のダイナミック型ドライバーユニットを採用し、インピーダンスは16オーム、音圧感度は100db、最大許容入力10ミリワット、再生周波数帯域20~2万Hz。プラグ形状は、EHP-CS3540Rシリーズが3.5ミリ4極ミニプラグ、EHP-CA3540Rシリーズが3.5ミリステレオ(3極)ミニプラグとコード長は共通で0.8メートル。
本体サイズは、13.5(幅)×26(高さ)×24(奥行き)ミリ、コード巻き取りリール21(幅)×45(高さ)×17(奥行き)ミリ。重量は、EHP-CS3540Rシリーズは約24グラム、EHP-CA3540Rシリーズは約22グラム(コード巻き取りリール、コードを含む)。イヤーキャップ(XS/S/M/L)が付属する。
データセンター(DC)事業者のKVH(東瀬エドワード社長兼CEO)は、アジア地域で、他社を含む主要な約100か所のDCをイーサネットで相互接続する「DCNet」サービスを、8月に立ち上げる。通信トラフィック需要の増減に応じて帯域を調整できるバースト機能を実装したDC間ネットワークは、業界で初めて。
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首都圏や関西圏、シンガポール、香港にあるおよそ100か所の自社内外のDCと相互接続するとともに、米国のDC事業者のCoresiteを通じて、米DCとも接続する。8月のサービス開始時には100Mbps~10Gbpsのネットワーク回線の帯域を提供し、15年第1四半期には100Gbpsまで拡張する予定。
DCとクライアント(=ユーザー企業)を接続するネットワークサービスを「D2C」とすれば、DC間の接続は「D2D」のカテゴリに属する。KVHの東瀬エドワード社長兼CEOは、「D2Dネットワークのトラフィックは、2017年まで年率26%で増える」と、D2D接続サービスはD2Cと同等かそれ以上の高い伸び率を示すとみる。
こうした流れの背景には、ユーザーの主な情報システムがDCに集約され、また複数ベンダー/DC事業者のクラウドやSaaSを統合的な活用が進んでいることがある。KVHは、業界に先駆けて「D2D」を構築することで、DCビジネスでの「オープンで主導的なポジション」(KVHの濱田義之執行役員)の獲得を目指す。(安藤章司)
スリランカの新聞社「Mawbima」が、デング熱の予防キャンペーンとして、虫よけ成分を含んだ新聞「MOSQUITO REPELLANT PAPER」(蚊よけ新聞)を発行していました。6月15日から開催中の広告祭「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」の候補作にエントリーされています。
【その他の画像:蚊が文字に捕らえられたポスター】
スリランカでは、主に蚊によって媒介されるデング熱が流行しており、過去半年で1万3000人以上が感染しているそうです。そうした状況において、人々の予防意識を高めるために、同社は広告会社と協力してキャンペーンを企画しました。
まず、蚊が文字に捕らえられたデザインの広告ポスターを作成。これを紙面に掲載したほか、虫よけ剤でコーティングしてバス停に設置し、人々を蚊から守りつつ注意を呼びかけます。また新聞でデング熱の予防方法を紹介したり、学校に虫よけパッチを配布しました。
そして、キャンペーン最終日にあたる世界保健デー(4月7日)に、虫よけ成分を含んだインクを用いて、世界初の“蚊よけ新聞”を発行。すると、部数を増刷したにもかかわらず午前10時に完売! 売上は30%上昇し、読者も30万人増加しました。シンプルなアイデアながら、非常に大きな注目を集める結果となりました。