
WWDC 2014では次期iOS「iOS 8」が発表され、多くの魅力的な機能が明らかになりました。しかし基調講演で語られることがなかった、隠された新機能がまだまだあるようです。海外のMac系ブログ、9to5Macがその「隠された機能トップ10」を動画で公開しています。順に見ていきましょう。
1、共有機能項目の並べ替え
写真アプリなどで「共有」ボタンを押すと表示される共有先のアイコンを並べ替えられるようになるようです。また、一覧から不要な共有先を非表示にすることも可能に。
2、カメラアプリのセルフタイマー機能
標準カメラアプリに、新しくセルフタイマー機能がつくとのこと。3秒と10秒から選ぶことができます。
3、カメラアプリのコマ撮り機能
標準カメラの撮影モードに「Time-Lapse」が追加されています。一定間隔をあけて撮影した写真をつなぎ、動画のように見せるいわゆる「コマ撮り機能」です。この機能を使えば、より手軽にストップモーションムービーを作られるようになりますね。
4、アクセシビリティのグレースケールモード
iOSには障がいがある人でも快適に使うことができる「アクセシビリティ」機能が搭載されています。iOS 8では新たにグレースケールモードが加わりました。
5、アクセシビリティのズーム機能
同じくアクセシビリティのズーム機能が向上するようです。iOS 7でズーム機能をオンにした場合、3本指のダブルタップで画面全体が拡大し、そのままドラッグすることで画面内を移動できます。
しかしiOS 8では画面表示サイズは同じまま、一部だけを虫眼鏡のようにズームして見ることが可能。拡大部分のサイズも変更できます。
6、Safariのデスクトップ版サイトへの表示切り替え
待ち望んでいる人も多かったかもしれない、デスクトップ版サイトへの切り替え機能がSafariにも搭載されるようです。まず、Safariのアドレスバーをタップすると、お気に入り一覧が表示されます。ここまではiOS 7と同じですが、この画面を下にスワイプすると、「デスクトップサイトを表示」「お気に入りに追加」の2項目が新たに現れます。
ちなみにiOS 8がリリースするまでは、iOS版Google Chromeアプリで同じ機能を使うことができます。
7、SiriのShazam統合による音楽検索機能
基調講演で披露された気がしますが、楽曲検索アプリ「Shazam」がSiriに統合されました。Siriを呼び出し、検索したい曲のメロディを聞かせれば、すぐに音楽を探せます。そのままiTunesへ飛び、曲を購入することもできます。
8、カメラアプリの露出とピント調整機能
カメラの自由度はさらに上がり、露出とピントが個別に調整できるようになりました。9to5Macの動画では、特定の場所をタップしピントを合わせたあと、露出バーを上下にスワイプして調節しています。
9、アプリごとのバッテリー使用状況の表示
Androidには装備されている、アプリごとのバッテリー使用量の表示機能が、iOS 8でついに登場です。設定画面から「バッテリー使用量」の項目を開くと、過去24時間/7日間の使用状況を見ることができます。
10、メッセージの自動消去機能
メッセージアプリに蓄積されたメッセージが、30日もしくは1年間で自動削除される機能が加わるようです。メッセージを残したい場合は、デフォルトの「すべて残す」設定にしておけば問題ありません。メッセージがiPhoneのストレージ容量を圧迫していると感じる人には便利な機能といえます。
以上、「どれも革新的な新機能!」と大々的に紹介できるものではありませんが、かゆいところに手が届くうれしい機能ばかりです。iOS 8のリリースが待ちきれませんね!
ハーマンインターナショナルは6月5日、エントリーモデルの「SYNCHROS」(シンクロス)Eシリーズを立ち上げ、JBL製Bluetoothヘッドフォンとカナル型イヤフォンなど4モデルを発表した。
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発売時期および価格は、6月中旬発売のカナル型イヤフォン「SYNCHROS E10」が3980円前後、オンイヤー型ヘッドフォン「SYNCHROSE 30」が7980円前後。7月中旬にはBluetooth対応のオンイヤー型ヘッドフォン「SYNCHROS E40BT」を9980円前後、オーバーイヤー型ヘッドフォン「SYNCHROS E50BT」が1万4800円前後(いずれも税別)となっている。どのモデルも5色のカラーバリエーション(ブラック、ホワイト、ブルー、パープル、レッド)を用意する。
●カナル型イヤフォン「SYNCHROS E10」
8ミリ径のダイナミックドライバーを採用する。周波数特性は10~2万2000Hz、感度は105dB、インピーダンスは32オーム。3.5ミリ4極プラグ対応のスマートホン用マイク付きリモコン搭載ケーブル(1.2メートル)、イヤチップ3サイズ(Mサイズ装着済)と専用キャリングケースが付属する。
●オンイヤー型ヘッドフォン「SYNCHROSE 30」
独自の40ミリ径ダイナミックドライバーを採用する。周波数特性は10~2万2000Hz、感度は114dB、インピーダンスは32オーム。スマートフォン用のマイク付きリモコンを備えたケーブル(1.2メートル)が付属する。重量は約150グラム。
●Bluetooth 3.0対応オンイヤー型ヘッドフォン「SYNCHROS E40BT」
独自の40ミリ径ダイナミックドライバーを採用。周波数特性は20~2万2000Hz、感度は115dB、インピーダンスは32オーム。リチウム電池を搭載しフル充電(約3時間)で最長約16時間の音楽再生が可能だ。また、独自の「ShareMe」ワイヤレス・ミュージック・シェアリング機能で、1台のデバイスで再生した音楽を2台のヘッドフォンでシェアすることができる。
対応プロファイルは、A2DP(v1.3)、AVRCP(v1.5)、HFP(v1.6)、HSP(v1.2)となっている。
重量は約250グラムで、ヘッドフォンケーブル(3.5ミリ径 3極ステレオミニL型1.2メートル)×1、専用充電ケーブル(1メートル)×1が付属する。
●Bluetooth 3.0対応オーバーイヤー型ヘッドフォン「SYNCHROS E50BT」
独自の50ミリ径ダイナミックドライバーを採用。周波数特性は20~2万Hz、感度は117dB、インピーダンスは32オーム。リチウム電池を搭載しフル充電(約3時間)で最長約18時間の音楽再生が可能。また独自の「ShareMe」ワイヤレス・ミュージック・シェアリング機能で、1台のデバイスで再生した音楽を2台のヘッドフォンでシェアすることができる。
対応プロファイルは、A2DP(v1.3)、AVRCP(v1.5)、HFP(v1.6)、HSP(v1.2)。
重量は約300グラム。ヘッドフォンケーブル(3.5ミリ径 3極ステレオミニL型1.2メートル)×1、専用充電ケーブル(1メートル)×1が付属する。
「人類史上初めて、われわれはロボットに心を与える」――ソフトバンクモバイルの孫正義社長は6月5日、ヒューマノイドロボット「Pepper」を都内で披露し、ロボット事業への参入を発表した。家庭など一般の利用を想定したパーソナルロボットで、相手の表情や声色から感情を推測する「感情エンジン」を備え、“空気を読み”ながらコミュニケーションできるのが特徴だ。
【橋本環奈さんも驚く】
まず6日から、都内のソフトバンク表参道店と銀座店に接客クルーとして設置し、顧客とコミュニケーションさせる。来年2月に一般発売。価格は19万8000円(税別)と“PCと同等”に抑え、ロボットプラットフォームとして普及させる狙いだ。開発者向けSDKも配布し、自由にアプリを開発してもらう計画。海外展開も予定している。
●空気を読む「感情エンジン」搭載 クラウドで学習効率アップ
Pepperは、同社が出資するフランスのロボットメーカーALDEBARAN Roboticsと共同で開発した高さ121センチ、重さ28キロの真っ白なロボットで、胸部にタブレット型のディスプレイを装備している。
マイクやカメラ、タッチセンサー、ジャイロセンサーなどで周囲の状況を把握し、自律的に行動する独自のアルゴリズムを搭載した。独自の関節技術により、首や手、腰をなめらかに動かすことが可能。2足歩行機能を省き、ホイールで移動させることで、バッテリー消費を抑え、12時間以上連続稼働できるという。衝突回避機能やオートバランス機能も備えている。
音声認識機能を使った会話も可能。カメラでとらえた表情と、マイクでとらえた声のトーンを分析し、人の感情を推定するという独自の「感情エンジン」を搭載。“空気を読み”ながらコミュニケーションできるという。
会話などで感情エンジンを学習させ、クラウド上のデータベースに蓄積。各Pepperの学習内容をクラウドで統合することで、学習をスピードアップさせる。感情エンジンのクラウドサービスを展開する新会社「CocoroSB」も設立した。
「喜んでいるとかつまらなそうなどの感情は、今でもそれなりに理解できるが、もっと深く掘り下げ、最終的には人の愛まで理解できるようにしたい。人が操作するのではなく、自らが意志をもって家族を楽しませたい」と孫社長は意気込む。
●外部開発者による「ロボアプリ」に対応 SDK公開へ
外部開発者が開発したさまざまなアプリ「ロボアプリ」を適用できるのも特徴で、開発者向けサイトもオープンした。
簡単な動作の作成から、一般的な開発言語を使った高度なカスタマイズまで可能というソフトウエア開発キット(SDK)を提供する予定。9月に開発者イベントを開き、技術仕様や開発方法の詳細を公開する。今夏には開発者向け「アトリエ」を表参道と秋葉原にオープンし、開発者にPepperを体験したり、情報共有してもらう。
Pepperの主な仕様は以下の通り。
●カメラで表情とらえ、橋本環奈さんの演技採点 「7~8割は会話として成立」
発表会では、孫社長とジョークを交えて会話したり、孫社長との間の距離をセンサーで測ったり、さまざまなポーズを取って「みなさん、もっと写真を撮ってください」とあおったり、ラップを披露するなど、なめらかな動きやトークを披露。「オーディション」と称し、ゲストの橋本環奈さんなどに指定の演技をさせ、その表情をカメラでとらえて評価する――といったゲームも披露した。
トークや動きの多くは、事前にプログラムされたシナリオ通りのものだったが、孫社長との距離を測ったり、撮影した写真から相手の感情を推定し、採点するなど一部の動きは、その場で自律的に行っていたという。
音声認識を活用した会話では、相手に応じて、あらかじめ用意された返答パターンからふさわしいパターンで会話する――といったことが可能。ソフトバンクショップでは、Pepperが来店客に自ら近づき、「今持っているのはスマートフォンですか?」などと語りかけて客とコミュニケーションするほか、ダンスやゲームなどあらかじめプログラムされた動きを披露する。
発表会場でモデルの女性と会話していたPepperは、時々答えに詰まることもあったが、「7~8割は会話として成立する」(孫社長)という。「きょうお見せしているPeppaerは、あくまでも第一歩。感情を、心を持ったロボットを作りたい」(同)
●コスト度外視で価格設定 グローバル展開へ
来年2月に発売時は、ソフトバンクショップとネットでの販売を想定。まずはロボットファンや、ロボットアプリ開発者などに買ってもらいたいという。グローバル市場での量産化を前提に、中国Foxconnが製造を担当する。
19万8000円という価格は製造コストを下回っているという。「目先では利益は出なくていい。コストから決めた価格ではなく、いくらなら買ってもらえるか考えた価格だ」と孫社長は説明。気軽に購入してもらって普及を加速させ、量産効果が出れば、利益も出ると話す。
感情エンジンのクラウドサービスや、ハード・ソフトのメンテナンスサービスを有料で展開するほか、将来は、Pepper用のコンテンツやアプリ販売を通じ、利益を得ていく計画だ。感情エンジンなどを含め、すでに100件以上の特許を出願しているという。
Googleもロボット事業に参入しているが、「Googleが狙っているロボットはより生産性を求めている。われわれは生産性というよりは家庭やお店で、人々をもっと楽しませたい」と、孫社長はその違いを説明する。
●感情を持ったロボット開発は25年来の夢
孫社長は、Pepperの開発がコンピュータに感情を与えるきっかけになるとし、「1949年にノイマン型コンピュータが誕生し、人間の“左脳”を受け持ってきた。65年が経った今日は、100、200、300年後の人が、コンピュータがあの日から変わったと言える歴史的な日になる」と語る。
感情を持ったロボットの開発は、孫社長が25年前から夢見ていた事業という。「鉄腕アトムは人の心が分からず、涙を流せなかったが、人々の感情を数値化することは可能なはず。チップ、通信、クラウドなど要素技術がそろい、ブルーノ(ADLEBARANのブルーノ・メゾニエCEO)との出会いで体も用意できる。今こそ挑戦すべきだ」(孫社長)