
日本エイサーが、DLP方式の3D対応フルHDプロジェクター H9505BDを発売しました。H9505BDはエイサーのホームシアター向けプロジェクターの中では最上位に位置する機種で、2年ぶりの新製品にあたります。
エイサー、ホームシアター向け最上位のフルHDプロジェクタH9505BDを発売。レンズシフトやLAN対応
前モデルのH9500BD に比べ輝度が3000ルーメンに上がり、新たにネットワーク機能に対応しました。価格はオープン。実売予想は19万円前後。
プロジェクターの設置範囲を拡げるレンズシフト機能を搭載。プロジェクターを固定した状態で投影位置を調整できるので、スクリーンに対してプロジェクターを正面に置けない環境などでも使用できます。投影画像を移動できる範囲は、水平方向に左右15%、垂直方向に5~30%。
また、有線LANを接続してネットワークプロジェクターとしても使用可能。同一のネットワーク内であれば場所が離れていても、映像の投影、電源オン/オフ、メニュー設定、音量調節などがおこなえます。
解像度は 1920 x 1080 (フルHD)、コントラスト比10000:1、最大輝度3000ルーメン、投影サイズは20 ~ 300型 (約2mで60型)に対応しています。
入力は、HDMI(2D to 3D変換機能対応/HDCP対応) x 2、HDMI(HDCP対応) x 1、D-Sub 15ピン x 2、コンポジットビデオ端子 x 1、S-Video端子 x 1、コンポーネント(RCA) x 1、USB(Type A) x 2、USB(mini B) x 1、ステレオミニ ジャック x 2。出力は、D-Sub 15ピン x 1、ステレオミニ ジャック x 1。
HDMIは1.4a規格に準拠し、3D映像の投影にも対応。加えて、HDMI 3系統のうち2系統は2D to 3D 変換機能を搭載しており、2Dの動画や写真を3Dに変換することも可能です。3Dメガネも1基付属します。
本体サイズは、398 x 310 x 130 mm、重さは7kg。
エイサーは、2012年12月の発売にも関わらずいまだに価格コムの売れ筋ランキングで上位にいるH6510BDなど、意外にもプロジェクターが人気です。PCと違い頻繁なモデルチェンジもないので、長いスパンで販売もできます。H9505BDは最上位機種ということもあり実売数がでる機種ではないですが、このスペックにしては安いのでじわじわと人気がでるかもしれません。
DIMM自作キットの新製品が約2年ぶりに登場、前回と同じくパソコンショップ アークで販売が始まった。
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ラインナップはDDR2-533 2GBモデル「infineon メモリアル Edition」(PC2-4200 CL4、電圧1.8V)と、DDR-400 1GBモデル「Qimonda メモリアル Edition」(PC3200 CL3、電圧2.5V)の2種類で、店頭価格は順に税込2,990円、税込2,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。DDR-400 1GBモデルは先着50名にSanMaxのDDR-400 512MBメモリがおまけで付属するという。
このほか、メモリ、基板共に単品販売も行っている。
■ 「ハイパー上級者向け製品」の電子工作キット
これらは、はんだごてなどを使ってメモリモジュールが自作できるという同店オリジナルの電子工作キット。
2012年に登場した前回の製品と同様に、パッケージにはDRAMチップと基板が封入。基板にはコンデンサや抵抗、SPDが実装済みで、基板両面あわせて16個のチップをはんだ付けすればモジュールが完成する。基板は、両モデルがJEDEC準拠の6層タイプという。
前回はエルピーダ製チップを用いたキットのみだったが、今回はInfineonチップのDDR2-533モデル、QimondaチップのDDR-400モデルの2種類が用意。採用チップの型番は、DDR2-533モデルが「HYB18T1G800AF-3.7」、DDR-400モデルが「HYB25D512800CE-5」とされている。
ただ、短い間隔で接点が並ぶチップを表面実装する必要があるなど、電子工作キットとしての難度は高そう。同店もパッケージで「ハイパー上級者向け製品」などとアピールしている。
また、完成したモジュールは実際に使用できるが、同店は「原則としてコレクション、鑑賞、お土産用として開発した製品」「取り付け、使用によって生じた損害は補償しない」などとしているので要注意だ。
[撮影協力:パソコンショップ アーク]
【AKIBA PC Hotline!,AKIBA PC Hotline!編集部】
会議や取引先へのプレゼンテーションに欠かせないプロジェクター。かつては高価だったこともあり、少ない台数を社内でシェアするという使い方も多かったが、機器本体の低価格化に加えて、会議などの活性化および参加者の意識共有に効果的であることが広く認知されたことで、昨今では各会議室ごとに導入している企業も珍しくない。
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また小型軽量化が進んだことで、営業マンが外出先でプレゼンを行う際に持ち出し、取引先で利用するケースも増えている。すでに幅広いビジネスシーンで「当たり前の機器」になりつつある状況だ。
オフィスに1台、あるいは会議室に1台という単位で導入されるビジネス用プロジェクターは、PCのように個人単位で導入される機器と違い、じっくり使い込んで機器のクセや特性を知る機会はそれほど多くないだろう。それゆえ新規に製品を選ぶ際も、何を基準にすればよいのか分かりにくい。
たとえ「明るさ」が重要なポイントであることは知っていても、いきなり具体的な値、例えば「3000lm(ルーメン)」という数値を出されて、それが適切な明るさなのかをどうか判断できる人はどれだけいるだろうか。
今回は連載の第1回ということで、まずビジネス用プロジェクターをよく知るためのキーワードを1つずつ挙げ、個々の意味合いをチェックするとともに、それらを考慮せずに製品をチョイスした場合、どのようなマイナスがあるかを含めて見ていこう。単なる用語集とは異なり、ある項目を軽視するとどこに影響が出るのかを知っておけば、メーカーサイトやカタログで製品の仕様を読み解くうえでの指針となるはずだ。
なお本連載はSOHO/中小企業をターゲットとしているため、同じプロジェクターでも家庭向けのホームシアター用途や、またビジネスユースの中でも学校の視聴覚ルームといった文教用途や多目的ホール、講堂、ミニシアターなどに常設する大規模な構築には触れない。トレンドの1つである3Dや4Kのほか、投写映像のタッチ操作を可能にするインタラクティブ機能や電子黒板機能についても同様だ。あらかじめご了承いただきたい。
●明るさ
プロジェクターを選ぶ際、第一に挙げられる指標が「明るさ」だ。本体のコンパクトさや価格の安さを打ち出した製品は明るさが足りず、会議室をよほど暗くしなければ投写映像が見づらいこともよくあり、プロジェクターの性能を如実に示す指標となる。
プロジェクターの明るさ(光束)は「ルーメン(lm)」という値で表す。数値が大きければ大きいほど、室内を暗くしなくとも視認しやすい、鮮明な映像が投写できる。一般的には、3000lmよりも上ならば部屋の照明を消さなくても鮮明な映像が得られ、それを下回っていれば部屋の照明を消す必要があると考えればよい。4000lmを超えると、投写するスクリーンの背後にある窓から日光が差し込んでいても、十分視認できるレベルになる。
もっとも、大きな光量を得るためにはそれだけ高性能なランプを搭載しなくてはならず、そうなると消費電力も高くなるほか、本体のサイズも大きくなり持ち運びに不便になる。また発熱量も増すのでファンが必須になり、騒音も大きくなる……といった具合に、欲張りすぎるとデメリットが増え、コストも上昇する。それゆえ、最低限必要な光量を備えつつ、その他の条件がどれだけ許容範囲内に収まっているかが、大きなポイントになる。
こうしたことからよく用いられるのが、部屋の広さ別に必要な明るさを算出する方法だ。具体的には、数人で利用する小会議室レベルであれば2000lm程度、20~30人くらいは入れる中会議室レベルでは3000lm程度、といった具合だ。照明を消さずに鮮明な投写映像を見たいという場合は、これらの値にいくらか余裕をもたせればよい。
ちなみに小会議室であれば、低価格である程度画面が大きいテレビやディスプレイで代用する手もあり、高輝度表示で手軽に取り扱えるメリットもある。ただし、低予算でテレビ以上の大画面が得られる点、持ち運びがしやすい点(複数の会議室で共用できる点)など、プロジェクターの優位性も見逃せない。
1つ覚えておきたいのは、各社が公表している明るさの測定条件は2種類が存在することだ。具体的には「白の明るさ(全白)」と「色の明るさ(カラー)」で、前者は単に真っ白な光を投写しただけの測定値、後者は光の三原色(赤、緑、青)をそれぞれ決まったパターンで投写した測定値を合計して得られた値となる。
当然「カラー」のほうがより実際の使われ方に即しているため、例えば白/カラーともに3000lmの製品と、白が3000lmでカラーは非公表という製品を比較すると、後者は暗く感じることもしばしばだ。標準的なビジネス用プロジェクターで使われることが多い投写方式でいうと、「3LCD(液晶3板)」方式は白とカラーの明るさが変わらず、「1チップDLP(単板DLP)」方式は白に比べてカラーが暗くなる。
色の明るさという指標は、3LCD方式を推進するエプソンが提案し、2012年に情報ディスプレイ学会(SID)がIDMS 15.4規格として測定基準を定めたものだ。色の明るさについて具体例を知りたい場合は、情報サイト「Color Brightness & White Brightness for Projectors」を利用するとよいだろう。基本的に海外モデルの測定値となるが、製品別に明るさが白とカラーに分けて表示されるので、目安として分かりやすい。
●接続方法
ビジネス用プロジェクターは多くの場合、ノートPCと組み合わせて使用する。接続方法の多くはディスプレイケーブルだが、ノートPCの外部映像出力端子がD-Sub 15ピンからHDMIに移り変わるのに合わせて、これらの接続に対応した製品が多くなりつつある。後述する高解像度化の恩恵を受けるためにも、HDMIは搭載しているほうがよいだろう。もっとも現行の製品であれば、ロングセラーの製品を除いてほとんどの製品がHDMI端子を搭載している。また、DisplayPortを搭載した製品もある。
これ以外の接続方法もある。1つはUSB接続で、マルチディスプレイの構築に使われるUSBディスプレイアダプタと同等の機能を内蔵し、USBケーブル1本で接続ができるというものだ。USBであれば実質どのPCにも装備されているうえ、HDMIやDisplayPortと同様、映像だけでなく音声も同時に送信できるので便利だ。ただし初回接続時はドライバのインストールが必要になるので、セミナーなどで複数の登壇者がPCを取り替えながらプレゼンするような場合は、先にいったん接続してドライバのインストールを済ませておかないと、進行が滞る原因になる。
本体にLANコネクタを備え、同一LAN上のPCからデータを読み込める製品もある。無線LANで社内ネットワークに接続しているPCと組み合わせて、ワイヤレスでプレゼンが行えるというわけだ。またエプソンの「Epson iProjection」のように、スマホやタブレットからワイヤレスでプレゼンを行うためのアプリを用意しているメーカーもある。
このほか、メモリカードやUSBメモリを接続してデータを読み込む機能もある。完全にPCなしで利用できるのが利点だが、内蔵のビュワーを使うため、対応するファイル形式に制限があり、万能というわけではない。PDFではバージョンが違うと読み込めない場合もあるので、事前のテストを行ったうえで必要に応じてバージョンを下げて再出力することが必要になる。
と、さまざまな接続方法があるが、何も1つの接続方法に決めてかかる必要はまったくない。後から接続方法や端子を増やすことは(外部アダプタで変換する方法を除けば)原則としてできないので、なるべく多くの接続方法に対応している製品を選んだほうが、うまく接続できない場合もつぶしがきく、くらいに考えておくとよいだろう。
●画面解像度および比率
高解像度化が著しいPCやタブレットの影響を受けて、プロジェクターも昨今は高解像度化が進みつつある。SVGA(800×600ピクセル)以下の製品は少なくなり、XGA(1024×768ピクセル)以上が当たり前になりつつある。また画面のワイド化にともなって、WXGA(1280×800ピクセル)を標準とする製品も多い。上位モデルになるとWUXGA(1920×1200ピクセル)に対応した製品もある。
もっともビジネス用途であれば、通常のプレゼン資料を投写するのに高解像度は不要だろう。会議室で遠くの席からでもプレゼンの内容が分かるよう、大きな文字で1ページあたりの情報量を少なくして資料を作成するのが普通だからだ。たとえ動画を再生する場合でも、画面いっぱいにフルHDで表示して高画質にこだわる必要性は乏しいといえる。
この辺りが画質最優先のホームシアター用プロジェクターとの大きな違いだ。解像度が高いほうが将来にわたって長く使える可能性はあるが、最低限でもXGAないしはWXGAクラスがあれば、不自由を感じることはほとんどない。
なおプロジェクターで壁面に投写する際は、天地、つまり床から天井までの高さは変えられないのに対して、横方向の投写面積は比較的融通が利くことが多い。それゆえ画面の比率はスクエア(4:3)よりもワイド(16:10や16:9)のほうが、それだけ多くの情報を表示できる。一部のプロジェクターが対応する左右2画面の同時表示でも、ワイド比率に対応しているほうが有利だ。
●重量とサイズ
ここまで主に機能について述べてきたが、プロジェクター本体の重量とサイズも製品選びの大きな要因だ。PC本体や周辺機器が軒並み薄型化と軽量化を果たしつつある中、プロジェクターも以前よりは小さく軽くなりつつあるが、それでも重量はいまだ2キロ台が当たり前、サイズもA4サイズが普通といった状況だ。
そもそもプロジェクターについては、本体に内蔵するランプが強い光と熱を発し、それをファンで冷却するという構造上、無理に小型化するとなると何かしらの機能が犠牲になりがちだ。具体的には明るさが失われたり、ファンを小型化したぶん回転数を上げる必要が出て騒音がうるさくなる、といった具合だ。それゆえ小型の製品を選ぶ場合は、どこかにひずみが出ていないか、チェックしたほうがよい。
昨今のモバイル向けビジネスプロジェクターは、スリムノートPCやUltrabookのようにある程度のフットプリントを保ちつつ、ボディを薄型軽量化した製品が主流になっており、2000lm以上で2キロを切るようなモデルも見られる。ノートPCや書類と一緒に持ち運ぶことになるため、重ねて持てる薄型ボディは都合がよい。
なお、LED光源を採用することで、ボディを驚くほどコンパクトにしたプロジェクターも増えつつあるが、ビジネス用途で考えた場合は、前述の通り、明るさとのトレードオフになりがちな点は注意したいところだ。
[山口真弘,ITmedia]