
※この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
経営者からすると「マネジャー」と総称するのは、多くの会社で課長以上でしょう。管理職として部下たちを指揮して結果を出すことが求められます。チームを率いてまとめていくわけですから、マネジャーに対して要求される能力としてよく言われるのが「リーダーシップ」です。
リーダーシップを発揮するために不可欠な行為が「コミュニケーション」、つまり部下たち(チームの成員たち)との意思疎通能力です。「リーダーシップ」と「コミュニケーション能力」は、ですから部門責任者であるマネジャーにはとても重要な能力だと喧伝されてきました。また自覚と意識がある管理職なら、この2つの領域における能力開発に鋭意励んでいるわけです。
●差を出すのは戦略策定力
ところが……残念ながら事業部長などの経営幹部や役員などを目指すためには、この2つの能力だけでは足りないのです。というのは、「リーダーシップ」と「コミュニケーション」の重要性には管理職みんなが気づいて日常業務の中での能力開発や精度の向上に努めてしまっているからです。「リーダーシップ」と「コミュニケーション能力」だけでは差が付かない、どころか同じコトをしていてるだけでは置いて行かれてしまうことがある、と思わなければなりません。
そこで、「第3の経営能力」という話です。多くのマネジャーがその重要性に気が付いていない、しかし社長は皆さんに強く望んでいる「第3の経営能力」とは一体何なのでしょうか。それが実は「戦略策定能力」なのです。
経営者は――社長自身は、全社を率いて全力で走っています。全体の方向やスピードなどを差配し、できれば最大効率で進んで行こうとしているわけです。そんな経営者にとって、「できれば部門の戦略策定は部門責任者がやってくれれば、できてくれれば……」と望むのは不思議なことではありません。神ならぬ身の社長ですから、それぞれの部門の細部まで全てお見通しの上で会社を経営しているというわけではないのです。
読者の皆さんも、初任管理職なったときに「マネジャーが部門戦略も考えて率いていってくれたら」という、言わば「自立型マネジャー」像を求められた感覚はありませんか? もし今になってもそんな感覚が無いとしたら、それは問題かと思います。そもそも、トップや他人様から求められないにしても、自分がそれを求めて行かないでどうしますか。
●誰も教えてくれない「戦略の立て方」
経営戦略には――全社戦略も部門戦略も同じです。「戦略の時間枠」を設定します。「自部門の三年戦略」を立ててみてください。なぜ3年なのか? 5年、10年では遠すぎて、戦略策定者だったあなた自身がそのポジションを越えてしまっているはずです。また1年では短すぎるでしょう。戦略は次の「5つのステップ」で立てます。
経営戦略とは、最初の4つのステップとして示された
・何を実現したいか
・何が克服しなければならない問題か
・有効な解決策にはどんなものがあるか
・その解決策を実践すると、どんな問題が起きどう対処すべきか
それぞれの各ステップでの「最重要なコト」を言語化していく行為です。
●「戦略カード」で戦略シナリオを走らせる!
「ステップは理解できたが、どういう具合に進んで行けばいいんだ」と途方に暮れるマネジャーが多いと思います。というのは当たり前ですけれども、上記のステップに入れていく内容は自分の頭の中からひねり出すしかないのです。
これを「概念の言語化」と言いますが、逆に言えば「回答は自分の中にある」ということです。自分の中にある考えを、戦略ステップに応じて並べるのです。でもほとんどのマネジャーは、そんなことに慣れていませんし、訓練されていません。実際、何も助けが無ければ戦略など都合良く湧き出てくるものではありません。そこで使える「思考ツール」があるのです。それが「戦略カード」というものです。「戦略カード」は大きさ・厚さが市販の情報カード(「京大式カード」ともいわれます)と同じものです。
このカードを上述「5つのステップ」の最初の4つのそれぞれのステップで、「カード出し」と「カード選び」という段階を踏んで進めていきます。そのやり方のことを「シナリオ・ライティング」と言います。経営戦略とはつまり、仕事の進捗や成功に関するシナリオを紡ぎ出すことです。
●創った戦略、発表しなければ意味が無い
さて、「戦略カードとシナリオ・ライティング」技法によってひねり出し、選び残したカードは約30枚に上ります。それらのカードは「5つのステップ」により並べられているので、全体がそのまま「3年経営戦略」を構成するのです。約30枚のカードの並びのことを「シナリオ・ツリー」といいます。
作り上げた「シナリオ・ツリー」をどうやってヒトに伝えればよいのか、つまり発表すればよいのでしょう。それには、ちゃんと「戦略発表用スライド」というテンプレート(書き込めばいいだけのパワー・ポイントのファイル)があるのです。パワー・ポイントに指定されたスライドのそれぞれに対応する「戦略カード」を転記して行きさえすれば、「発表用スライド」が完成します。
「戦略はコミュニケータブルでなければならない」ということです。上司の承認を得たり、部下に発表することによって、自部門が目指す目標や方法論、途中での課題や対処などを全て共有して貰うことにより、その戦略は初めて発動し、実践されるのです。
5つのステップで戦略を立てる方法を分かりやすく図示して解説したのが、拙著新刊『本当に使える戦略の立て方 5つのステップ』(山田修、ぱる出版)です。戦略の立て方の解説に加えて、実際に書き込まれたカードが豊富に例示されているので、戦略初心者でも簡単に自分の戦略を立てられます。また「戦略カード」の実物が付録になっていて、「発表用スライド」は無料ダウンロード特典を付けましたので、戦略策定がすぐに始められます。
私は現役経営者だったとき、6つの会社で社長を務めてきました。私が実際に事業の成功に使ってきたのが、この「戦略カードとシナリオ・ライティング技法」だったのです。それまで戦略立案のシステマティックな方法はありませんでした。経営コンサルタントに転じてからは、この技法によって多くの会社で経営戦略の立案を指導してきました。上場会社の社長にもこの方法で自社戦略を立てて貰っています。また経営者ブートキャンプでも長年多数の経営社や幹部を指導してきました。
マネジャーであったり、その予備軍である段階の方たちなら、今この段階でこの技法を習得されると、事業を組み立てていく能力が大きく強化されることは間違いありません。マネジャー仲間から一頭地抜け出ることができる領域、それが経営戦略策定力です。ぜひ習得することをお勧めします。
●著者プロフィール:山田修(やまだ おさむ)
経歴:20年以上に渡り外資4社及び日系2社で社長を歴任。業態・規模に関わらず、不調業績をすべて回復させるなどして「企業再生経営者」と評される。
1949年生まれ。学習院大・修士。米国サンダーバードMBA、元同校准教授・日本同窓会長。法政大学博士課程(経営学)。国際経営戦略研究学会員。
著書:『本当に使える戦略の立て方 5つのステップ』(ぱる出版、新刊)、『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(ぱる出版)(日経新聞ビジネス書ベストセラー2位)、『あなたの会社は部長がつぶす!』フォレスト出版(アマゾンベストセラー総合1位)、『MBA社長の実践 社会人勉強心得帖』プレジデント社(同総合1位)、『MBA社長のロジカルマネジメント』講談社(同総合1位)他多数
(ITmedia エグゼクティブ)
4月11日にグローバルモデルが発売となった「GALAXY S5」。auバージョン「GALAXY S5 SCL23」では、ハイスペックさはそのまま踏襲され、新たに心拍数モニターが搭載されている。発売は5月15日。
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ディスプレイは5.1インチでフルHDのSuper AMOLED、OSはAndroid 4.4、プロセッサはクアッドコアのMSM8974AC(2.5GHz)、メモリ2GB、ストレージ32GBというスペックはグローバルモデルをそのまま踏襲。ハイスペックモデルとなっている。背面に簡単に心拍数が測れる心拍数モニターを搭載したのが大きな特長。ディスプレイには指紋汚れを防止するフッ素コート加工も施され、ホームボタンは指紋認証にも対応している。
メインカメラは1600万画素で、約0.3秒という高速オートフォーカス、逆光や暗すぎる場面で自然な明るさと色彩を再現するHDR機能、撮影後にお好みでボカシやフォーカスを変更できる機能などを搭載する。サブは210万画素。
グローバルモデルにも採用された「ウルトラ省電力モード」では、画面を白黒にするなどで電力消費を抑える。残量10%でもほぼ1日の利用が可能になる。
ネットワークでは、LTEは800MHz/1.5GHz/2.1GHzのトライバンドに加えて、キャリアアグリゲーションとWiMAX2+にも対応。ただしキャリアアグリゲーションとWiMAX2+は発売時点では非対応で、5月下旬に実施されるアップデートで対応する。IEEE 802.11 a/b/g/n/ac W-Fi、Bluetooth 4.0、NFC、ワンセグ、おサイフケータイ、テザリング、IPX5/7の防水、IP6Xの防塵も装備する。
バッテリ容量は2,800mAhで、通話時間は約1,170分、待ち受け時間は約480時間 (3G)、約450時間(LTE/WiMAX 2+)。本体サイズは幅73mm×高さ142mm×奥行8.3mm、重量は147g。ホワイト、ブラック、ピンクの3色が用意される。
フジテレビ系列の岡山放送(OHK)、岡山県を地盤とするスーパーマーケットである山陽マルナカ、ストリートメディア、NTT西日本は5月8日、デジタルサイネージを利用した地域消費情報配信サービス「OH!マルナカTV」を5月9日から開始すると発表した。また、ストリートメディアは、今回のサービス開始に伴い、環境エネルギー投資、DBJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルなどから総額2億円の資金を調達したことも発表した。
地上波テレビのOHKが持つ「地域情報の信頼性」、ストリートメディアが培ってきた「デジタルサイネージの運営技術とノウハウ」、街なかにおける新しい生活文化の創造をめざした「スマート光タウン構想」を推進するNTT西日本の「ネットワーク」を組み合わせて、岡山県域の山陽マルナカ全54店舗において消費者向けの情報配信サービスを提供する。配信するコンテンツは、動画や音声により、スーパー内の商品やサービス情報、デジタルサイネージを設置した各店舗周辺のコミュニティ情報、OHKの番組、地域情報などだ。マルナカTVでは、毎日数万人規模の人通りがある消費の現場で、誰でも、わかりやすく、使い勝手のよい情報を提供することで、地域の消費や行動の活性化に貢献することを目指すという。
さらに、より楽しく、より便利な買い物を実現するために、今後はサイネージとスマートフォンを連動させたサービスなども展開していく予定だ。そして、サイネージをO2Oやネットスーパー、OHKの地域情報番組と連携させて、消費者の状況に応じてどこからでも同じように商品を購入できる環境を実現するオムニチャネル化を推進していく。