
ポータブル音楽プレーヤーは健在だ。Pono MusicのPonoPlayerは、Kickstarterで500万ドルの大台を越え、同サイト史上4番目に資金を集めたプロジェクトになった。1万2000人の支援者が、このデバイスを予約注文できる額以上のプレッジを宣言した。そしてキャンペーンはまだ16日も残っている。
プロジェクトがスタートしたのは3月11日で、その日のうちに目標を達成した。消費者がiPod以上の何かを求めていたことは明らかだ。
PonoPlayerは高音質ポータブル音楽プレーヤーだ。再生するのはMP3ではなく、はるかに多くのデータを持つオーディオファイル、FLACで、通常のMP3プレーヤーより劇的に高品質のサウンドを提供する。
楽曲はPonoPlayerのミュージックストア経由で提供され、そのストアもKickstarterプロジェクトの一部だ。ファイルはロスレス・オーディオのため、ファイルサイズは通常のiTunesより大きい。PonoPlayerは128GBのストレージを内蔵しており、アルバム約100枚を保持することができる。
ニール・ヤングが作っているのはiPodのライバルではない。これは、アルバムを何度も繰り返し聞き、最高の音質を熱望する人々のための製品だ。カジュアルなリスナーというより、ミュージシャン向けだ。
これをトブラローネのチェコレートと呼ぶもよし。過去の遺物と呼ぶもよし。しかし、成功とも呼ばなくてはなるまい。
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)
地域活性プランニングが提供する映画やドラマのロケ地情報サイト「ロケーションジャパン.net」は27日、NHKドラマ3作品で舞台となった人気ロケ地における国内3キャリアのiPhone 5s通信速度調査の結果を発表した。同調査は人気ドラマ「あまちゃん」などのロケ地、計26カ所で行ったもので、平均速度は、下り、上りともソフトバンクが1位となった。
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ロケーションジャパン.netは、映画やドラマのロケ地や舞台を通して地域の新たな魅力を発掘、発信する情報サイト。同サイトによると、映画やドラマのロケ地巡りがブームになっているとのことで、たとえば、昨年「あまちゃん」の舞台となった岩手県久慈市は、観光客数が2倍となり、ドラマの経済効果は約33億円にも上るという。ロケ地を訪れた際には、スマートフォンで撮影した写真をTwitterやFacebookなどに投稿することも多いと思われるため、ロケ地周辺の各キャリアのネットワーク状況は気になるところだ。
今回の調査では、NHKの人気ドラマ「あまちゃん」「おひさま」「ちりとてちん」3作品の舞台となったロケ地、計26カ所で通信速度を計測。調査には、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク各社のiPhone 5sを使用した。計測には「RBB TODAY SPEED TEST」を使用し、10時から20時の時間帯に同条件下で各端末3回計測を行い、平均値を記録した。期間は3月17日から21日まで。
調査結果によると、3作品のロケ地(全26カ所)を作品ごとの平均速度で見てみたところ、ダウンロード(下り)速度ではいずれの作品でも、ソフトバンクがナンバーワン。アップロード(上り)速度では、「あまちゃん」「おひさま」のロケ地平均ではKDDI(au)が1位、「ちりとてちん」ではソフトバンクが1位、3作品合計26地点での平均では、下り、上りともソフトバンクが1位となった。
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人気ドラマ「あまちゃん」の舞台となった岩手県久慈市をはじめとして、ドラマや映画のロケ地巡りがブームになっている。映画やドラマを観るだけではなく、そのロケ地を訪れてその雰囲気を楽しむロケ地巡りも作品の楽しみ方のひとつ。ロケ地巡りの際には、インターネットで情報を調べたり、その場で動画を確認したりと、スマートフォンのネットワークを使うことも多いだろう。今回の調査結果をふまえると、ロケ地巡りでのネットワークはソフトバンクが最も期待できそうだ。
(Nakano Yayoi)
ボーズが手掛ける車載用音響システムと言えば、OEMのカーオーディオシステムが思い起こされる。しかし、音響技術は何も音楽を楽しむためだけに活かされるわけではない。今回は同社のノイズキャンセリング技術を活かして静粛性高めた日産『GT-R』の例を紹介する。
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かつては『スカイライン』の名を冠した日産のスポーツモデルの象徴でもあったGT-R。その後、スカイラインから独立し、『フェアレディZ』と共に日産スポーツモデルの両翼を担う立場となった。そんな中で迎えた2014年型「GT-R」は、サスペンションやタイヤ、そして車内騒音についてもより快適性を追求する方へとシフトして再登場した。その背景として、2014年型では新たに「NISMO」仕様をラインナップに加え、走りを徹底追求できるグレードが別に用意されたことも大きい。しかし、GT-Rがより快適な環境で走れるようになることで、ファンの裾野を広げる効果も期待できるのも確かだろう。
そんな中、快適性向上の一端を担ったのがボーズ・オートモーティブ社が開発した「Engine Harmonic Cancellation(EHC)」に基づいた「アクティブ・ノイズ・コントロール」である。一線級のスポーツカーであるGT-Rは本来、決して静かなクルマではない。以前乗った中期型のGT-Rは、メカニカルなノイズの中に変速直後の低回転域で発生するエンジンとは別の唸り音が車内に籠もっていた。回転が上がればこれは解消されていくが、低回転域を多用する街乗りではこの唸り音が結構気になる存在だった。
そうした経験の下、2014年型に乗車してみると、昨年モデルまでにあった2000-2500rpm付近で発生していた唸り音がすっかり消えているのに気付く。そればかりかメカニカルな音がずいぶんとクリアに聞こえ、GT-Rのエンジン音がこれまでに以上にストレートに聞こえるようになっていたのだ。日産によれば、2014年型になって遮音材も増やしたと言うことだが、唸り音は低域周波数帯で発生するからそう簡単に取り除けるものではない。実は、その除去に役立てられているのが、冒頭に紹介したボーズの「アクティブ・ノイズ・コントロール」なのだ。
その仕組みは前後席の天井に仕組まれたマイクが音を検知し、唸り音となっている成分に対して逆位相の音をカーオーディオのスピーカーから出すというもの。ただ、そのまま逆位相の音を出してしまえば、肝心のエンジン音までも消してしまいかねない。このシステムでは、マイクで収集したノイズ成分から唸り音だけを絞り込み、エンジン音やミッション等の音はそのまま残す対応をしたという。つまり、GT-Rに搭載されたアクティブ・ノイズ・コントロールは、クルマを走らせるのに必要なノイズは残しつつ、不快な唸り音だけを取り除くといった作業を自動的に行うことができているというわけだ。
とはいえ、電気的にノイズを打ち消すことに否定的な意見もあるかもしれない。しかし、考えてみて欲しい。ノイズを消したいと思っても、防振材や遮音材を増やす程度で済めばいいが、状況によってボディ構造までもいじらないと対策できないこともあり得る。となれば、車体の補強などによって重量増は余儀なくされ、もしかしたら、それが走りのスポーツ性に大きな影響を与えることになるかもしれない。そればかりか、重量増は燃費の悪化を招き、環境にとっても相応しくないクルマが出来上がる可能性すらあるのだ。
GT-Rに搭載のアクティブ・ノイズ・コントロールは、この点で重量増を最小限にとどめ、それでいて不要なエンジンノイズを打ち消すシステムとして採用されている。結果としてコスト削減にもつながりユーザーの疲労負担も少なくなる、まさに一挙両得のノイズコントロールだと言っていいだろう。
一方で、この技術はあくまでノイズに逆位相の音を与えて対処する「EHC」に基づいたもの。ボーズ・オートモーティブ社は、この技術にとどまらず、「音を加える」ことでエンジンや排気音などの自在に作り出すことも可能になる「Engine Harmonic Enhancement(EHE)」も既に実車へ搭載済みだ。機会を見て、次はこのシステムを採用する新型スカイラインでの効果もレポートしたいと思う。
《レスポンス 会田肇》