
これまで「攻殻機動隊」を育てて下さった関係者&読者諸氏の皆様、いつも感謝しております、有り難うございます。よくこんな「読みづらいマイナー系の非文芸型マンガ」が25年も生き続けられたなと、ひとえに出版社をはじめアニメやゲームや映画やコミカライズ関係者の努力の賜物であろうと思っております。連載継続していたわけではないから25周年というのも少し変ですがまあ1つの節目という事でご容赦を(笑)。 士郎正宗
士郎正宗が「ヤングマガジン海賊版」で1989年5月に連載を開始した『攻殻機動隊』シリーズ。開始から25年が経過した。
攻殻機動隊25周年を記念して、「攻殻機動隊25周年Anniversaryサイト」もオープンし、さまざまなイベントが企画されている。
まず、原作コミックの『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』を電子書籍化、紙版の『攻殻機動隊ARIES ~Sleepless Eye 眠らない眼の男~』『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX ~The Laughing Man~』『攻殻機動隊S.A.C. タチコマなヒビ』各最新巻と同日、6月20日に発売する。
また、これまでの歴史を振り返る大原画展や、音楽イベントも予定。3月28日には、ジャンルを超えたクリエイターが独自の“攻殻ワールド”を描くショートコンテンツプロジェクト「攻殻機動隊ARISE border:less project」を、TOHOシネマズ日本橋で実施したり、6月28日には、新アニメシリーズ「攻殻機動隊ARIES」の第3話「攻殻機動隊ARIES boader:3 Ghost Tears」の上映が開始されるなど、今年は攻殻機動隊の活躍から目が離せなくなりそうだ。
ダイソンが国内メディア向けに開催した、羽根なし扇風機の新モデル Dyson Cool AM06 / AM07 の発表会より。従来モデル比で最大75%静音かつ最大40%省電力になった AM06 / AM07 は、シニアデザインエンジニアのマーティン・ピーク氏も得意げに「AM06/AM07は、68名のエンジニアが3年の月日をかけて開発した」と語る製品。実演を交えて静音化や省電力化の秘密が語られた発表会の様子をお伝えします。
動画:ダイソンの羽根なし扇風機 Dyson Cool 新モデル、 最大75%静音化&省電力の仕組みを解説
すでに会場にはAM06とAM07が展示されており、「AM06」のカットモデルもありましたが、ぱっと見ではどこがどう変わったのかはわかりません。
まず最初に、マーティン・ピーク氏によるダイソンのファンおよび「AM06」で改良されたエアフローに関しての説明がありました。通常の扇風機と比べ、風を生み出す羽(フレーム)を翼状にすることで、パワフルなエアフローを生み出しているが、動作音が大きいという問題があったと言います。そこで設計を変更、エアフローの効率化を計ることでノイズの原因の一つである乱気流の発生を減少させました。
もう一つのノイズの原因だったモーターの作動音に関しては、ヘルムホルツ共鳴を利用した消音装置でノイズを削減。その原理は、米村でんじろう先生の一番弟子チャーリー西村さんがさまざまな実験を交えて解説しました。
実験では、音とは山と谷がある波のようなもので、波が重なると大きくなり(スピーカーを2個置くと音が大きくなる原理)、音の波をずらすと音を打ち消すことができる(逆位相、ノイズキャンセリングヘッドホンなどの技術)という説明を、バネを使ったり、独自の謎筒実験器具を使って説明。
ヘルムホルツ式空洞の原理については、フラスコを利用して、筒の片側に設置したスピーカの音を筒の上にフラスコを置くと、はっきりとわかるレベルで音が小さくなり、会場からはどよめきの声がおこりました。この原理を使って機器の消音化を実現したのが今回の新モデル。
またヘルムホルツ式空洞による静穏化に加え、送風機構のデザインを改良。エアフローをよりスムースになるよう調整した事で乱気流によるノイズも低減され、消費電力は最大でも3Wと、従来機の40%の省エネ化にも繋がりました。
従来機である「AM01」と「AM06」による実際の作動音の比較テストも披露されました。双方の風量を最大にセット。すると「ブホーっ」とかなり大きい動作音が響き渡りました。その後、AM01のスイッチを切ってAM06のみを動作する状態にすると、今まで響いていた音がぐんと小さくなったのがわかりました。
ヘルムホルツ空洞によるモーター音の消音化と、エアフロー設計の改良による乱気流の削減という2つの効果により、従来機種より75%の静音化と40%の省エネ化を実現します。
ノイズ低減というと静音パーツを追加したり、ヘッドホンなどは電子的に低減効果を発生させたりする仕組みを思いつきますが、ダイソンは最もシンプルな機構を採用することで静音化と省電力化を実現したとしています。消したい音の周波数によって空洞の形状や大きさなどを変更しなくてはならないため、68名のエンジニア、科学者が3年がかりで開発にあたりました。
ダイソンのテーブルファン Dyson Cool AM06の価格は4万800円(税抜)、タワーファン「AM07」は5万4800円 (税抜)。作動音はかなり低くなりましたが、値段も大幅値下げにはならなかったようです。
第1回では、無料お試しのできる仮想デスクトップを実際に使用してみた。そこで、今回は第1回で試用した「AQStage 仮想デスクトップ」を提供するNTTネオメイトに取材協力をお願いし、仮想デスクトップを提供するにあたっての経緯やサービスや提供体制などをお聞きした。
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NTTネオメイトでは、サービス提供に先立ち自社導入を行ったが、全社6000台導入には多くの問題が発生し、VDIシステムの入れ替えも含め全体の見直しを行い、いくつもの課題を解決したという。第2回では、どんな問題が起こり、どのように解決したかをレポートする。
◇第1回:PCのリプレイスに「仮想デスクトップ」という選択肢~「AQStage 仮想デスクトップ」を試す
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/special/20140310_638358.html
■ 「AQStage 仮想デスクトップ」を提供するNTTネオメイトは全社導入済み
大阪に本拠を構えるNTTネオメイトは、2013年に自社従業員が使うPC計6000台全てを新しい仮想デスクトップ環境に置き換えるという大胆な改革を行った。さらに現在、NTT西日本グループへの仮想デスクトップ導入を進めており、2014年3月現在ですでに3万5000規模のアカウントを管理する。これまで大企業や官公庁など大きな組織で先行して導入されてきた仮想デスクトップだが、それでも3万5000という規模になると、導入事例はまだ少ない。
最初の仮想デスクトップ環境の導入では、数々の課題やトラブルに遭遇したというNTTネオメイト。はたしてどんな経緯をたどって現在の新しい仮想デスクトップ環境を成功に導いたのだろうか。
■ 接続できない。動作が遅い。トラブル連発の初期導入
NTTネオメイトは、NTTの東西分割にともない、西日本管内の社内設備の構築、保守・運用を行う企業として平成14年に発足。NTT西日本のフレッツ光や専用線、ビジネスイーサといった設備の取り扱いに加え、NTT西日本グループ向け社内OAサービスの提供などが主な業務となっている。いわばNTT西日本グループ全体の基盤を担う情報システム部門だ。また、それらで得た技術を製品・サービス化し、一般市場へビジネス展開を積極的に行っている。
同社従業員が使用する6000台のPCを全て仮想デスクトップ化するというプロジェクトは、それらのうち、NTT西日本グループ向けの社内OAサービスの一環として提供するべくスタートした。仮想デスクトップやそれを支えるプラットフォーム基盤が、はたしてNTT西日本グループの業務に対し有効な仕組みたり得るのか、業務効率をより引き上げる環境になり得るのか、まずはNTTネオメイト自身が身をもって検証することにしたわけだ。
しかしながら、当初同社が構築した仮想デスクトップ環境は、手放しで成功とは言いがたいものだったという。ユーザーがある程度自由にPCを使えるようVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップインフラ)を用い、クライアントごとにOSイメージを1つずつもつ「フルクローン方式」としたが、実際に導入してみると、いくつもの課題が浮かび上がってきたのだ。
徐々に導入台数を増やしていく中で、次第に「仮想デスクトップへ接続できない」というユーザーが増え、その数は1日あたり数十台に及んだ。朝出社してログインしようとするとエラーでPCを利用できず、また、日中にも接続できないという問い合わせが相次いだという。
同社仮想化技術センタ長の米田氏は、「ユーザーからつながらないという連絡があった時は、個別の仮想デスクトップを再起動して解決していた。結局は再起動ツールを作って人手を使わずに対処できるようにした」と振り返るが、根本的な解決は見いだせなかった。
OSの動作が遅いという報告も多く寄せられた。場合によっては通常の業務が困難になるほどの速度低下が見られることもあったという。ユーザーが一気に増える時間帯や、セキュリティパッチ等のアップデートが定時実行されるタイミングにトラブルが集中していることは把握していたものの、バッチ処理を時差を設けて実行するようにし、負荷分散を図るのが精一杯の対処だった。
さらに、仮想デスクトップ50台あたりの導入に2時間半という時間がかかる点も、大きな問題になっていた。移行作業のほとんどをスクリプトで半自動化しているため、手間は少ないにしても、全従業員の6000台という規模のPCを仮想デスクトップに置き換えるには、単純計算で300時間、実働時間で見るとおよそ40日かかる。
仮に同社の6000台にはなんとか導入できたとしても、そもそもの前提である数万人規模のNTT西日本グループに導入することを考えると、そのままのやり方では実運用において手間がかかりすぎることは明白だった。
■ VDIの変更を決断。VMwareにより問題の解消へ
いったん導入した仮想デスクトップ環境だが、抜本的な改善が求められていた。そこで、同社は思い切ってVDIを丸ごと変更する策に打って出る。仮想マシンを丸ごとコピーする「フルクローン方式(カスタマイズ型)」から、参照元の差分ディスクのみを作成することで、「フルクローン方式」より高速かつ小容量で仮想マシンを複製できる「リンククローン方式(統制型)」へと転換を図ったのだ。
統制型では、ほとんどのユーザーが必要とするアプリケーションや設定を“最大公約数”的にマスターOSという形でパッケージングし、組織やユーザーによって追加で必要となるアプリケーションなどを差分として個別に保持する。これにより、フルクローン方式に近い自由度を維持しながら、管理側の運用性を向上することができた。
合わせて、ウイルス対策ソフトも変更。各仮想OSにウイルスチェックのためのエージェントをインストールすることなく利用できるエージェントレス型を導入し、ハイパーバイザー上のVirtual Applianceが個別の各仮想OSのスキャニングを行う方式とした。これによって、同時多発的に各仮想デスクトップ上でウイルスチェックが行われることがなくなり、ストレージにかかる負荷を大幅に低減できるようになった。
その結果、毎日数十台も接続できなかった不具合は、多い時でも2~3台と約10分の1に減少。6000台もあれば通常のスタンドアローン型のログインでも何らかの問題が起こり得るであろうトラブル件数にまで抑え込むことができた。仮想デスクトップの動作が遅くなっていた件も、ストレージの負荷を最大8割削減できたことにより、問題は解消したという。
一方、仮想デスクトップの導入所要時間については、主に運用の変更により、40日かかっていたものを4日で完了できるレベルにまでスピードアップさせた。これは、必要な処理を省略したというわけではない。
同社仮想化技術センターの前野氏によれば、「統制型にすることで、各仮想デスクトップごとに管理権限を持たせる必要がなくなったのが大きい」という。仮想化基盤の変更によって、運用の改善が初めて可能になったというのが実際のところだ。VMware Horizon Viewが備える「QuickPrep」という高速なクローニングツールの恩恵も少なくないと話した。
■ 独自の工夫で、VDI変更だけではなしえない利便性を達成
VDIの変更だけですべてがうまくいったように見えるが、その裏ではさまざまな課題が立ちはだかり、NTTネオメイト独自の工夫で乗り越えてきた。たとえば、その課題の1つだったのが、マスターOSのパッケージングのタイミング。組織ごとに必要とされるアプリケーションが異なることもあり、どの状態でマスターOSとして固めるべきか、調整に難航したという。
米田氏によれば、自由にアプリケーションを使いにくいことから、「そもそも統制型にすることに対する反発もあった」と打ち明ける。また前野氏は、「統制型にすることで、管理する側としては、運用を効率化、安定化させられる。しかし、ユーザーからは好きなアプリケーションを自由に使いたいという要望が強い。実際の利用者の要望を聞いていくことは大事。管理側の考えを、利用者に一方的に押しつけることはできない」と、相反する課題の両立に苦慮していた。
とはいえ、要望に応じてマスターOSを組織ごとに分けて用意するのは、管理上は可能な限り避けたかった。極力マスターOSを1つにまとめるために、どのアプリケーションをマスターOSに入れるべきか、悩んだ末に出した答えが、重要度に応じて分類し、その上で、アプリケーション仮想化技術である「ThinAPP」を活用することだった。
社内調査により約800種類挙げられた利用頻度の高いアプリのうち、最も重要な、ほぼすべての利用者が使うことになるアプリケーションはマスターOSにインストールすることにした。次に、特定の社員だけが使うライセンスが必要な(有償)アプリケーションについては、ThinApp化し配信。「VMware View Administrator」によってライセンス制御も行えるようにした。
それ以外のライセンスを必要としないフリーソフトについては、同じくThinApp化して同社の専用Webサイト上で全利用者に公開し、ユーザーが各自ダウンロードして使えるようにした。必要なアプリケーションが新たに出てきた場合でも、ユーザー自身がThinApp化を申請してすぐに使い始められる仕組みにした。現在は100個ほどのアプリケーションが自由に使えるようになっているとのことだ。
もう1つの課題は、意外にも、プリンタードライバに関わる部分だったという。ドライバはマスターOSにインストールしておく必要があるが、組織ごと、部署ごとに使っているプリンターは当然ながら異なり、同社にあるプリンターをすべて網羅するとドライバの数は300個にも上る。
これでは、大量の印刷先プリンターが選択肢として表示されることになり、ユーザーが自分の使っているプリンターがどれなのか正しく選択することが難しくなる。出力プリンターを誤って設定すると、無関係な場所にあるプリンターに出力してしまうことになる。ユーザーによる誤設定が多発すれば、情報漏えいにもつながりかねないだろう。
同社では、この問題を解決するために独自のスクリプトを用意し、ユーザーそれぞれに適切なプリンターのみが表示されるよう改善した。
単純にVDIを変更するだけに止まらず、あくまでもユーザー目線で、統制型の枠を逸脱しない範囲でカスタマイズを施していくことにより、6000台規模の仮想デスクトップ環境の劇的な改善と安定運用を果たすことができたのである。
■ NTTネオメイトが自社導入で得た、安定運用に欠かせないノウハウとは
もちろん、永続的な仮想デスクトップ環境の利用には、上述のようなある意味一過性の問題への対処だけでなく、継続的な改善や運用サポートも必須となる。NTTネオメイトは同社の6000台の仮想デスクトップ環境を構築、改善した今回の経験を活かし、すでにNTT西日本グループに対して3万5000台分の仮想デスクトップ環境の納入も済ませた。これら膨大な数の仮想デスクトップを安定的に運用するためのさらなるノウハウについては、第3回でご紹介したい。
なお、第1回でも触れているが、今回取材にご協力いただいたNTTネオメイトでは、3月20日にグランフロント大阪にて、「INTO THE NEO-TECHNOLOGY」と題した参加無料のプライベートイベントを開催する。仮想デスクトップの大規模構築の経験に裏打ちされたノウハウや、導入時に考えるべきポイント、運用・管理のコツなどを直接担当者から聞くことができるチャンスとなる。
今回取材で仮想デスクトップ導入について話を伺い、とくに大規模導入では、ノウハウ部分が重要だと実感させられた。実際に仮想デスクトップ導入を前向きに検討している企業は、この機会に足を運んでみてはいかがだろうか。
【クラウド Watch,日沼 諭史】