オンキヨーは、テレビ画面をじゃましないサウンドバーシステムの新製品として、NFC(近距離無線通信)に対応し、簡単にスマートフォンと接続できる「リビングサウンドシステム SBT-200」を7月下旬に発売する。価格はオープンで、税別実勢価格は2万4000円前後の見込み。
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テレビ画面をじゃましないコンパクトサイズのサウンドバーシステム。Bluetooth機能を搭載し、スマートフォンやタブレット端末などに入れた音楽をワイヤレス再生。また、新たにNFC機能を搭載し、対応するスマートフォンと簡単にペアリングができる。テレビは、光デジタルケーブル1本で接続できる。
高音域用と中・低音域用それぞれに専用ユニットを搭載した2ウェイ構成で、クリアで迫力あるサウンドを再生。急激にボリュームを上げても、自動で聴きやすいバランスに処理して音割れを防ぐスマートアンプを搭載する。再生するコンテンツに合わせて選択できる「シネマ」「ミュージック」「ニュース」「ダイレクト」を備え、常に再生コンテンツに合った快適なサウンドを楽しめる。
実用最大出力は2ch×20W。Bluetoothの対応プロファイルは、A2DP 1.2/AVRCP 1.0。サイズは、幅940×高さ73×奥行き83mmで、重さは2.4kg。リモコン、1.2mの光ケーブル、スピーカースタンドが付属する。
LINEは、メッセージアプリ「LINE」のセキュリティを強化するため、4桁の暗証番号による本人確認手順を新たに追加します。
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新機能は、7月17日午後3時以降から導入予定。アプリの「その他」>「設定」>「アカウント」>「PINコード」へと遷移することで、暗証番号が設定できます。番号は、4桁の数字を好きに選んで登録可能です。
設定すれば、アプリにログインする際に、これまでのメールアドレスとパスワードの組み合わせに加え、暗証番号の入力が必要になり、第三者によるアカウントの乗っ取りを防ぎやすくなります。
LINEではこのところ不正ログインの被害が増えており、新機能はその対策でもあります。「LINEアカウントの乗っ取り被害では、自分だけでなくLINEの友だちにも被害が広まる」として、同社は暗証番号の設定を強く推奨しています。
Googleは大手製薬会社のNovartisに対して血糖値を測定できるスマート・コンタクトレンズのテクノロジーをライセンスしたことを発表した。このコンタクトレンズが実用化されれば、糖尿病患者が苦痛なしに連続的に血糖値をモニタできるようになる。今後の開発はNovartisのAlconアイウェア事業部が担当する。NovartisのCEO、Joe JimenezはFinancial Timesのインタビューに答えて、「商用化に5年以上かからないよう期待している」と述べた。
GoogleとNovartisはまた別種のスマート・コンタクトレンズの開発でも協力していくという。これは現在、2焦点の遠近両用眼鏡を必要している人々がコンタクトレンズを利用できるようにする自動焦点調節機能を備えたコンタクトであるらしい。
有力テクノロジー企業が次々にヘルス、医療分野に参入する中で、今回明らかになったGoogleのアプローチは全く異なるものだった。NovartisのCEOはFTに対して、Googleの支援によって開発される血糖値測定や自動焦点調節機能を備えたスマート・コンタクトの市場は年間100億ドルから10年後には500億ドルにも上るだろう(アメリカの糖尿病患者数は増加を続けている)と述べた。
Googleの血糖値測定センサーとワイヤレス・チップの研究はマスコミに大きく取り上げられたが、本当に巨大な市場となる可能性が高いのは視力補正のスマート・コンタクトだ。もしGoogleが現在のデジタルカメラに備わっているようなオートフォーカス機能を備えたコンタクトレンズの開発に成功するなら、遠視、近視など目の焦点調節能力の障害の度合いに応じて、また読書や運転など用途に応じて多種類の固定焦点レンズを必要とする現在の不便が一挙に解消される。誰もが一種類のコンタクトレンズですむという理想的な解決策が得られる。
視力補正アイウェアは現在アメリカで100億ドルの市場となっている。Novartisとの提携でGoogleはこの市場で強力な地位を築くことを狙っているようだ。
〔日本版〕ラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリンがGoogleを語る―ヘルス分野は規制が重荷、手を広げすぎた方が実は効率的という記事で、ラリー・ペイジは「ヘルス分野は規制が煩瑣過ぎる。参入するするには苦労が大きい。私が長時間を費やしたいようなタイプの仕事ではない」と述べたため、Googleのヘルス医療分野に関する今後の戦略に注目が集まっていた。Googleは規制のクリアや販売、サポートという膨大な手間のかかる非テクノロジー的作業にリソースを費やすことを避け、十分なノウハウを蓄積したNovartisのような有力パートナーにそれを分担させるというアプローチを取ったようだ。
(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)