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オンラインストレージ“Box”の公式デスクトップクライアント「Box Sync 4」 - newssabandon

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2025.12.31|コメント(-)トラックバック(-)

オンラインストレージ“Box”の公式デスクトップクライアント「Box Sync 4」


 「Box Sync」は、オンラインストレージ“Box”のWindows デスクトップ向け公式クライアントソフト。Windows XP/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、“Box”のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 3.5および.NET Framework 4/4.5が必要。

【この記事を写真付きで見る】

 “Box”は、企業向けの機能が充実したオンラインストレージサービス。もちろん個人でも利用可能で、10GBの無償ストレージが提供されている。今回紹介するWindows デスクトップ向け以外にも、Windows 8(Windows ストア)、Windows Phone、iOS(iPhone/iPad)、Android(スマートフォン・タブレット両対応)などのプラットフォーム向けにクライアントソフトが提供されており、さまざまな環境から利用可能。今年5月には日本語でのサービスも始まっている。

 Windows デスクトップ向け公式クライアントソフトの最新版「Box Sync 4」は、若干複雑な作りだった旧バージョンの「Box Sync 3」と比べてシンプルな設計になっている。基本的にタスクトレイに常駐し、ローカルの“Box Sync”フォルダとリモートの“Box”を同期するだけだ。設定ダイアログも簡素で、ほとんどカスタマイズの余地はない。ファイルの右クリックメニューも、公開リンクを取得してクリップボードへコピーする機能と“Box”のファイルページを表示する機能を備えるに過ぎない。

 しかし、そのおかげもあってか、CPU使用率が削減されるなどパフォーマンスは大幅に向上。同期可能なファイルやフォルダの数にも制限はなく、テストで10万個のファイルを正常に同期できることが確認できているという。

 ただし、“Box Sync”フォルダからフォルダを削除した時の挙動が、「Dropbox」などの類似ツールと少し異なっている点には注意してほしい。

 「Box Sync 4」ではローカルフォルダを削除しても、それに対応する“Box”上のリモートフォルダは削除されない。同期が解除(Unsync)されるだけだ(ただし、ファイルを削除した場合は“Box”からも削除されるので注意しよう)。“Unsync”したフォルダは、Webインターフェイスで再び同期の対象(Sync)にすることができる。

 この機能を利用すると、ローカルと同期するかどうかをフォルダ単位でコントロールすることが可能。たとえば、ローカルストレージの容量が足りない場合は、フォルダを削除してしまってもかまわない。当該フォルダは“Unsync”され、リモートの“Box”上にのみ保管される。

 なお、「Box Sync 3」から「Box Sync 4」への移行で利用できなくなった機能は、“Box”のヘルプページにまとめられている。たとえば、“Box Sync”フォルダはNTFSでフォーマットされたローカルドライブ上になければならず、ネットワークドライブは利用できない。また、帯域制限や複数アカウントでの利用もサポート外となっている。また、アップデート通知は行われず、サイレントアップデートが自動で行われる。


【窓の杜,柳 英俊】

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2014.06.16|コメント(-)トラックバック(-)
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