
福島県立医科大附属病院(福島市)でノロウイルスによる集団食中毒が起きていた問題で、同病院は、院内の特別監視態勢を解除する“終息宣言”を出した。先月27日以降、外来患者や教職員らが下痢や嘔吐などの症状を訴えていたが、今月2日以降、ノロウイルスの確定症例が出ていない。【新井哉】
今回の集団食中毒では、院内の外来者向け食堂を利用した外来患者や教職員、医学生ら計245人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、発症者の一部からノロウイルスが検出されていた。 先月27日に外来者向け食堂の従業員に腹痛などの症状が出ていることを把握した同病院は、保健所に通報するとともに、ICT(感染制御チーム)のメンバーが加わった対策チームを設置。「疑い症例」の報告を求める特別監視態勢を取って、二次感染の発生防止に努めてきた。 同病院は、▽入院患者のノロウイルスによる集団感染が起きていない▽胃腸炎の発症者にも3月2日以降、ノロウイルスの確定症例がなかった―ことなどから、今月7日に特別監視態勢を解除したという。