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最新ゲーマー向けSSD「Intel SSD 730」のスピードを体験 - newssabandon

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2026.02.02|コメント(-)トラックバック(-)

最新ゲーマー向けSSD「Intel SSD 730」のスピードを体験


第3世代Intel製コントローラー採用:
 Intel SSD 730という型番を見ると、本来、同社のエンタープライズ向け製品に属していた700番台の名前が使われている。しかし、製品Webサイトで確認できるとおり、Intel SSD 730はコンシューマー向け製品に位置付けられている。現時点ではまだ同社SSD製品サイト上にIntel SSD 530の製品情報も掲載されており、Intel SSD 530は併売したうえで、Intel SSD 730はより上位のグレードになると思われる。

【第3世代Intel製コントローラー採用:最新ゲーマー向けSSD「Intel SSD 730」のスピードを体験】

 ラインアップは240Gバイトモデルと480Gバイトモデルの2製品で、ともに2.5インチSATAインタフェースを採用する。Intel SSD 530のように、80/120/180/240/360/480Gバイトといった容量別の幅広いモデルや、2.5インチSATAのほかに、mSATA、M2といった別のインタフェースをそろえているわけではない。これが現時点でというただし書きなのか、それともターゲットを絞り込んだ結果なのかは、現時点では分かっていない。どちらも考えられそうだ。

 転送速度は、シーケンシャルリードが550Mバイト/秒、同ライトが470Mバイト/秒とされている。ただし、現在のSSDは、ほとんどが500Mバイト/秒近辺である。Intel SSD 530も540Mバイト/秒、490Mバイト/秒であり、Intel SSD 730が転送速度の上で圧倒的なパフォーマンスであるとは言えない。

 とはいえ、これにはインタフェースがSATA 3.0で足踏みしているという背景がある。いちおうSATA 3.2が策定されており、そこで次世代インタフェースのSATA ExpressやM.2がサポートされる。ただ、これらの新しいインタフェースを実際に搭載するマザーボードが登場するにはまだ時間がかかりそうだ。転送速度面では、このインタフェースによって頭打ちされている状況であり、こうした状況下で注目されるのは、むしろシーケンシャル以外、4Kの性能などになってくるだろう。

 Intel SSD 730のコントローラーは、Intel「PC29AS21CA0」だ。同社では第3世代Intel製コントローラーとアピールしているが、初モノではなく、データセンター向け製品のIntel SSD DC S3700/S3500に採用されていたものがコンシューマー向け製品にも載ったことになる。とはいえ、ハイエンド製品で見ると、X25-MがIntel製コントローラーだった後、510/520/530は自社コントローラーではなかったため、久しぶりではある。

 PC29AS21CA0の効果はIOPS値に表れている。ランダム4K時のIOPSは、480Gバイトモデルでリードが89000IOPS、ライトが74000IOPSとなり、Intel SSD 530の48000/80000IOPSと比べると、リード側が大きく向上している。

 コントローラーとして見ると、なにしろデータセンター向け製品である。先の通り転送速度面で頭打ちになるなか、製品の方向性として、信頼性や耐久性トランザクションに対する高いスループットを打ち出してきた。そのため、製品のフライヤーには、デジタルコンテンツクリエーション(DCC)用途やビデオキャプチャ/編集システム、ゲーミングPCなどに最適とある。また、RAIDパフォーマンスもアピールされているのは、ハイエンド向けという点に加え、元がデータセンター向けという強みからかもしれない。

 なお、そのほかIntel SSD 530との仕様上の違いで気になるのが消費電力だ。Intel SSD 530では、ミリワット台の低い消費電力だったのに対し、Intel SSD 730はアクティブ時で5.5ワットと、下手をすればHDDと対して変わらない値になっている。検証中も、ベンチマークなどで高負荷が続いた際、熱さを感じるくらいなので、エアフローを考慮したほうがいいかもしれない。

●Intel製コントローラーの「PC29AS21CA0」を中心に1Gバイトのキャッシュ、16枚のNANDフラッシュ

 それでは内部構造を見ていこう。

●シーケンシャルパフォーマンスは間違いなくトップクラス。そして4Kも速い!

 それではパフォーマンスを見ていこう。検証環境は、Core i7-4770KとASUSTeK Z87-PROマザーボードを用いた。ストレージの構成は、システム起動用のSSDと別に、チップセット側のSATA 6Gbpsポートに、Intel SSD 730を接続する形でテストした。OSは64ビット板Windows 8.1 Proで、ドライバは最新のものを用いている。

●ハイエンドユーザー向けのチューニング

 インタフェースの転送速度の限界付近での競争となって久しいSATA 6GbpsのSSDだが、Intel SSD 730は、500Mバイト/秒という転送速度をさらに追求しつつも、実績を重ねたエンタープライズ向け製品用のコントローラーを採用するとともに、4K時のパフォーマンスにフォーカスしてきた。

 いわば実運用時でのパフォーマンスも追求した製品と捉えるのがよいかと思う。次世代インタフェースをひかえたSATA 6Gbps製品としては、正しい戦略なのではないだろうか。また、RAIDパフォーマンスもアピールしており、そうしたハイエンド向けに訴求する製品としては、エンタープライズ向けコントローラーというのが頼もしく感じられる。

 価格はまだ不明だが、Intel SSD 530が比較的高めの価格帯だったため、Intel SSD 730はさらにもう少し上のポジションをとるものと思われる。製品自体、メインストリーム向けとは異なるため仕方ないだろう。ただ、ハイエンドユーザーのニーズと、業務向けニーズというのは、パフォーマンスや耐久性、安定性など求めるところが近く、そうしたユーザー層ならば受け入れられるはずだ。


[石川ひさよし,ITmedia]

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2014.03.16|コメント(-)トラックバック(-)
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