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発売直前! 「Core i7-4790K」速攻レビュー - newssabandon

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2025.12.31|コメント(-)トラックバック(-)

発売直前! 「Core i7-4790K」速攻レビュー


 「Core i7-4790K」の仕様はすでに公開しているが、ここで改めてCPU-Zで取得できた情報と合わせて確認しておこう。プロセスルールは22ナノメートルで、いわゆる“Haswell Refresh”の仲間だ。コア数は4基、Hyper-Threading Technologyに対応するので同時対応スレッド数は8となる。

【他の画像】

 Core i7-4790Kでは、Turbo Boostではなく、定格で動作クロックが4GHzに達した。なお、Turbo Boostでは4.4GHzが最大となる。これまで、例えばCore i7-2600KからCore i7-2700Kのケースでは、同じプロセスルールのまま上位モデルが登場する場合、動作クロックは100MHz程度の引き上げだった。それが今回、一気に500MHzも上がったのだから、そういう意味でもCore i7-4790Kは「異例」なモデルといえる。

 メモリのサポートはDDR3-1600、または、DDR3-1333。チャネル数は2(デュアル)、最大32GバイトとCore i7-4770Kと共通する。統合グラフィックス機能も、Intel HD 4600で、定格350MHz、最大1.25GHzと、Core i7-4770Kと変わらない。

 一方、最大TDPはわずがに異なる。Core i7-4790Kは88ワットとなり、Core i7-4770Kの84ワットからわずかに大きくなった。ただし、数字の上で見れば、Sandy Bridge世代で、Core i7-2700K、Core i7-2600Kは95ワットだったので、それよりは低い。

●「新素材のポリマー」でオーバークロック性能は変わるか?

 このように、Core i7-4790Kは、CPU側のクロックを大幅に引き上げ、でも、TDPはさほど変わらない。これを可能にしているのがサーマルインタフェース(Thermal Interface TIM)の新しい素材だ。CPUダイとヒートスプレッダの接合方法は、“Sandy Bridge”世代のハンダによる接合から、“Ivy Bridge”世代でグリスによる接合に変更している。

 このグリスの熱伝導性能が“普通”だったことで、Core i7-3770Kのオーバークロック性能も「普通」にとどまった。“Haswell”世代も同様で、Core i7-4770Kも“普通”のグリスを使っている。しかし、“Devil's Canyon”世代のKモデルでは、TIM素材に「新素材のポリマー」を採用して熱伝導率を高めてきた。このおかげで動作クロックを大幅に引き上げたわりにTDPの上昇を抑えることができたという。

 TIM素材の変更は、倍率ロックなしの「K」モデルで行うオーバークロックで真価を発揮するはずだ。インテルもCOMPUTEX TAIPEI 2014でオーバークロックイベントを開催した。後日掲載する予定のベンチマークテストレビュー“本編”でも、評価用のCore i7-4790Kを使ってオーバークロック性能を検証する予定だ。

●取り急ぎ、PCMark 8で性能をチェックしてみようか

 Core i7-4790Kの性能評価では、まずは速報値としてPCMark 8を計測したスコアを紹介しておく。そのほかのベンチマークテストで測定した値を用いた検証は、後日掲載する予定だ。

 CPU以外の検証構成は、マザーボードがASRockの「Z97 Extreme 6」(Intel Z97 Express)、メモリは「CFD Elixir W3U1600HQ-8G」(DDR3-1600、8Gバイト×2)、グラフィックスは統合グラフィックス機能を用い、SSDは「OCZ Vector 150 VTR150-25SAT3-120G」(128Gバイト)、電源ユニットは恵安の「BULL-MAX PLATINUM KT-AP550AXP」(80PLUS Platinum、550ワット)、OSは64ビット版 Windows 8.1 Updateとした。

 スコアは、Homeが3326、Creativeが4084、Workが4360。Core i7-4770Kに500MHz上乗せしたCPUとしては妥当なところだろう。特にWorkのスコアが高いのは、CPU側の性能が上がった影響が大きく、一方で、HomeやCreativeがWorkと比べて低い傾向は、統合グラフィックス機能は変更ないためと考えられる。

[石川ひさよし,ITmedia]

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2014.06.15|コメント(-)トラックバック(-)
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