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第5回「ポタフェス」開幕、注目の新製品と参考展示を一気にチェック - newssabandon

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2025.08.17|コメント(-)トラックバック(-)

第5回「ポタフェス」開幕、注目の新製品と参考展示を一気にチェック


 東京・秋葉原にあるイベントスペース・ベルサール秋葉原で6月28日、「第5回ポータブルオーディオフェスティバル2014 in 秋葉原」(通称:ポタフェス)が開幕した。国内外の140ブランド500あまりの機材が展示されるポータブルオーディオの体感イベントだ。当日は小雨がパラつくあいにくの天気だったが、熱心なポータブルオーディオファンが朝から詰めかけた。

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 メイン会場となる2階には、前回同様メーカー各社のブースが並んでおり、常に人口密度が高い。とくに発表したばかりのハイレゾプレーヤーの新スタンダードをうたう「Astel &Kern AK100II」と「AK120II」を展示したアユート、そして米Westone初の6ドライバー搭載カスタムIEM(インイヤーモニター)「ES60」やユニバーサルタイプのハイエンドモデル「W60」の試聴ができるテックウインドのブースあたりを中心に混雑していたようだ。

 ヘッドフォン祭の後ということもあってか、展示機は発表済みの新製品がメインだったが、数は少ないものの未発表の参考展示もいくつか見つけることができた。ここからは各社の参考展示を中心に紹介していこう。

●ついに光学迷彩? 米Blueの超未来型ヘッドフォン

 今回、個人的にかなり期待してたずねたのがプレアデスシステムデザインのブース。マイクロフォンで有名な米Blueが開発した新コンセプトのヘッドフォン「Mo-Fi」が初披露されると聞いていたからだ。Mo-Fiとは、モバイル用途に特化した「超未来型」のHi-Fiヘッドフォンで、個々のユーザーの頭部や耳の形に合わせて最高のフィット感と性能を発揮する革新的なデザインが採用されているという。

 ところが、ブースにあったのはパッケージとPOPのみで、現物は見当たらない。プレアデスによると、「まだ情報が公開できないということで、サンプルは届きませんでした。代わりに送られてきたのは、パッケージと思われる箱だけ」(同社)。

 一体どのような製品なのか、横にあった「コンセプトスケッチ0079」を眺めると、ハウジングの角度や側圧を調整できる仕組みや折りたたみ時のイメージが描かれていた。また写真にはON/OFFの電源スイッチが確認できるものの、「ノイズキャンセリングやワイヤレスの機能はないので、何の電源か分からない」(プレアデス)。何とも思わせぶりなPOPだ。なお、米Blueでは「今年の夏に世界同時発売!!」とうたっているので、続報に期待しよう。

●DSDアップサンプリングにも対応したMac版「HQ Player」

 エミライ&OPPO Digitalブースには、現在ローカライズ作業中のMac OS用ハイレゾオーディオプレーヤーソフト「HQ Player」が参考展示されていた。HQ Playerは、スウェーデンのSignalist(シグナリスト)が開発・販売しているもので、これまではWimdows版のみだった。

 HQ Playerの特徴は、PCの処理能力を最大限に活用して楽曲再生が楽しめること。例えば「DSDアップサンプリング」は、CD音源でも最大5.6MHzのDSDにリアルタイム変換が可能。DSDライクな音が楽しめる。さらに豊富なデジタルフィルターなども合わせ、シンプルなDACを組み合わせた場合でもマニア的な使い方ができるという。

 「HQ Player」のMac OS版は、現在ベータ版を公開中。年内には発売予定だ。

●イーケイジャパンは真空管ハイブリッド型アンプキット

 「エレキット」を展開するイーケイジャパンのブースには、真空管を搭載した小型アンプキット「TU-H82」が参考展示されていた。サイズは幅/高さともに88ミリのキューブ型。入力バッファーとして真空管「12AU7」を搭載し、Class Dアンプと組み合わせたハイブリッドタイプだ。48kHz/16bitまで対応するDACも搭載しており、PCにUSBケーブルで接続すれば、好みのパッシブスピーカーと組み合わせてデスクトップオーディオシステムができあがる。

 同社によると、ベースになった「TU-H80」というモデルにヘッドフォン端子を追加し、真空管も変更したという。キットは基板実装済みの簡単組み立てタイプ。ラジオペンチなどの工具があれば、「慣れた人なら20~30分で完成する」という。今年の秋頃に発売予定だ。

●マクセルは「mマーク」のニューフェース

 マクセルブースでは「m」マークの付いた現行ラインアップだけを並べていたが、担当者に「未発表の製品はないか」と詰め寄ると裏の方からカナル型イヤフォンが1つ出てきた。

 こちらの新製品、8月に発売する予定で型番は「RF800」になる見込み。現行の「RF500」とドライバーなどは共通ながら、アルミと樹脂を組み合わせたハイブリッドタイプのハウジングを採用して同社のうたう“ルーミーフラット”を強化している。なお、製品版ではケーブルが黒になるほか、ハウジングトップのシルバー部分に「mマーク」が入るという。価格は未定。

●TDKがワイヤレスヘッドフォンをリニューアル

 TDK Life on Recordでは、3機種のヘッドフォンを参考展示。いずれも40ミリ径ドライバーを搭載したオーバーイヤータイプで、スマートフォン対応のリモコン付きモデル、Bluetooth対応のワイヤレスモデル、そして“Kleer”(クリアー)採用のワイヤレスモデルをラインアップした。Kleerは、2.4GHz帯を使った無線伝送方式で、音源を非圧縮のまま伝送できるのが特徴だ。

 いずれも今月末には発表予定で、8月頃の発売を予定している。価格はKleerモデルが1万6000円前後、Bluetoothモデルは1万円前後、スマートフォン向けの「TH-ST560S」は6000円前後になる見込みだ。

●Phasemation「EPA:007X」

 Phasemationのヘッドフォンアンプ「EPA:007」がリニューアルして「EPA:007X」になる。変更点は、ヘッドフォンのバランス接続をサポートすること。従来は6.5ミリ標準ジャックの2系統出力だったが、“X”では3ピンのバランス端子も利用できるようになる。また電源部も強化しており、「音に厚みが出た」という。8月~9月に発売予定で、価格は12万6000円前後になる見込みだ。

 「第5回ポータブルオーディオフェスティバル2014 in 秋葉原」は6月29日(日)まで。会場は住友不動産秋葉原ビル“ベルサール秋葉原”で、開場時間は11時~18時となっている。


[芹澤隆徳,ITmedia]

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2014.07.01|コメント(-)トラックバック(-)
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