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2026.04.07|コメント(-)トラックバック(-)

スマホ連携から健康・スポーツまで――国内で入手できる「スマートウォッチ」5選


 スマートフォンの進化が一段落し、“スマホの次”が期待される中、身に付けるコンピュータ、ウェラブル端末が注目されている。さまざまなセンサーを搭載した腕時計やメガネ、指輪型のウェアラブル端末、ヘッドマウントディスプレイなどが製品化されているほか、驚くことに、無線チップやセンサーを搭載したコンタクトレンズも開発されているようだ。

【写真で見る:スマホ連携から健康・スポーツまで――国内で入手できる「スマートウォッチ」5選】

 現在、多くの製品が発売され、一般でも購入しやすいウェラブル端末は「スマートウォッチ」といわれる腕時計型端末だ。2011年ごろから、Bluetoothを搭載しスマートフォンと連携する腕時計や、フィットネス向けに、GPSや加速度センサーを搭載した手首に付ける(時計付き)活動量計が続々と登場し始めた。

 最近では、過去にドコモから発売された「WRISTOMO(リストモ)」のように、本体にモバイル通信機能を持つ腕時計型端末も海外では登場している。2014年3月には、GoogleがAndroid OSをウェアラブル端末向けに拡張した「Android Wear」を発表。今後もさまざまなスマートウォッチの登場が期待される。

 現在、国内で購入できるスマートウォッチは大きく2タイプに分類できる。1つは、デザイン的には腕時計で、電話やメールの着信を知らせたり、スマホをコントロールしたりしてスマホと密接に連携するタイプ。スマホと常に接続し、機能をサポートするので、ここでは“スマホサポート”タイプと呼ぶことにする。

 もう1つは、主にフィットネスを目的とした端末。本体のさまざまなセンサーが日常の行動データを取得する端末で、普段は必ずしもスマホと接続している必要はなく、スマホの通知も受け取れない。取得したデータをスマホやPCに転送し、アプリで確認するといった使い方をする。腕時計としても使えるが、主目的は活動量計による健康管理なので、“健康・スポーツ”タイプと呼ぶ。

 なお、スマホサポートタイプにも加速度センサーを搭載し、歩数や活動量を計測できるものもあるので、しっかり線引きできるわけではないが、自分がスマートウォッチの何を重視するかで、選ぶ端末が決まってくるだろう。

 ここからは、現在、日本で購入できるスマートウォッチ5モデルを紹介しよう。なお、価格は2014年4月下旬時点の税別価格だ。

●GALAXY Gear――音声コマンド機能や190万画素カメラを搭載

 「GALAXY Gear」は、GALAXY端末と接続するスマホサポートタイプのデバイス。4月末時点では、GALAXY Note 3やアップデートしたGALAXY S4などに対応している。1.6インチの有機EL(SUPER AMOLED)ディスプレイを搭載し、解像度は320×320ピクセル。ドコモやauのオンラインショップ、量販店などで購入でき、価格は2万9000円~3万5000円前後。

 スマホへの電話やメールの着信を通知してくれるほか、GALAXY Gearで直接電話をかけて通話したり、リストバンド部分に搭載している約190万画素のカメラで撮影したりできる。声でスマホを操作できる音声コマンド機能(S Voice)や、音声を最大5分録音できる音声メモ機能も搭載。録音した音声はスマホでテキストデータに変換できる。また、GALAXY Gearからスマホが1.5メートル以上離れるとスマホが自動でロックされる機能や、スマホの置き場所が分からない場合に着信音を鳴らせる機能も備えている。

 スマホの着信を始め、各種通知を受け取れるが、Android端末でよく利用するGmailの内容をGALAXY Gearで読めないのは、少々残念に感じる部分だ。通知を受け取った際、内容を確認するためにスマホを取り出さなくてはならないケースが多い。また、腕時計らしいデザインだが、カメラがリストバンド部分に配置されているのでバンド交換ができない。

 なお、すでに後継機の「Gear 2」と「Gear 2 Neo」が発表されている。Gear 2のカメラは本体のディスプレイ上部に配置され、リストバンドの交換ができるようになった。本体の内側には心拍センサーを搭載し、フィットネス端末としても利用できる。

 よりフィットネスを意識した端末「Gear Fit」も同時に発表されている。タッチ操作が可能な1.84インチの曲面ディスプレイ(有機EL、432×128ピクセル)を採用し、内側に心拍センサーを搭載。スマホの通知も確認でき、防水防塵対応だ。

●SmartWatch 2 SW2――Xperiaをかざすだけで連携、多彩なアプリを追加できる

 「SmartWatch 2 SW2」は、Xperia端末と接続するスマホサポートタイプのデバイス。1.6インチの液晶ディスプレイ(220×176ピクセル)を搭載し、防水・防塵性能を備える。価格はXperia Storeで1万4095円。

 独自OSを採用しているが、ディスプレイ下部にAndroid端末でおなじみの3つのセンサーボタンを搭載し、同じ感覚で迷わず操作できる。Xperiaと同じ電源キーや画面デザインを採用し、デザインテイストがXperiaと統一されているのが好印象だ。リストバンドは交換でき、幅24ミリの市販品のバンドを購入して付け替えることもできる。

 Xperiaに届いたメールやSMSの新着通知を受け取ってメッセージ本文を確認したり、Xperiaに保存している音楽の再生・停止・先送り操作ができるほか、電話の着信時に応答・拒否・メッセージ送信の操作ができる。専用アプリをGoogle Playからダウンロードすることで機能を追加することができる。なお、GALAXY Gearのように時計から通話することはできない。

 GALAXY GearではできないGmailの本文確認ができるのは便利。確認して、大事なメールに対してはXperiaから返信できるし、重要でないメールはそのまま無視できる。TwitterやFacebookの通知を受けられるのも便利だ。GALAXY Gearに比べて価格がリーズナブルな点も見逃せない。

●Martian Watches Victory――デザインと機能を両立させた本格的なスマートウォッチ

 ヴェルトの「Martian Watches(マーシャン・ウォッチ)」は、iPhone、Androidスマートフォンと接続できるスマホサポートタイプのデバイス。時計の文字盤に96×16ピクセルの有機ELディスプレイを搭載し、そこに電話やメール、SNSなどの各種通知を表示する。価格はオンラインショップ「VELDT Store」で3万3000円。

 今回紹介する中では最も腕時計らしいデザインであり、スマホの着信通知を受け取ったり、本体内蔵のマイクで通話したりできるなど、スマートウォッチとしての機能も本格的だ。iPhoneと接続した場合はSiriの機能も利用でき、音声で電話の発信やメッセージの作成なども可能だ。ディスプレイは小さいが、発信者の名前などが日本語で確認できる。また、スマホがBluetoothの通信圏外から出ると、バイブレーションで知らせるスマホの置き忘れ防止機能も備えている。

 シンプルなアナログ時計なので、幅広い人に受け入れられそうだ。ディスプレイが小さいおかげで電池持ちもいい。視認性も問題ない。なお、時計部分はボタン電池で動いており、約2年間作動するという。通話時のスピーカーの音量は調整できるが、GALAXY Gearよりもかなりはっきりと聞こえる印象。周りに人がいるときには気をつけたい。

●FuelBand SE――スマホとも連携、毎日の活動量を手軽に計測できる

 ナイキの「FuelBand SE」は、ランニングから日常生活まで、1日の動きを計測する健康・スポーツタイプのデバイス。20個のカラーLEDライトが赤から緑色に光って設定したゴールに対する達成度を示し、100個の白色LEDが時刻や活動量(NikeFuelの獲得量)、消費カロリー、歩数を表示する。防水性能を備えており、装着したままシャワーを浴びることはできるが、水泳時の利用は推奨されていない。価格はNike Storeで1万5000円。

 セットアップにはPCが必要だ。セットアップサイトに接続して専用ソフトをインストール後、FuelBand SEをPCのUSBポートに接続してセットアップする。あとは、ただ手首に装着しておけばいい。本体のボタンを押すと、活動量や消費カロリーなどを確認できる。

 iOS端末向けの「Nike+ FuelBand モバイルアプリ」を利用すると、FuelBand SEが計測したデータをBluetooth経由でアプリと同期できる。アプリで目標に対する達成状況や過去のデータを確認でき、アプリ内でFuelBand SEの表示のカスタマイズができる。腕時計としては時刻を確認するだけ、スマホとの連携は収集したデータの同期だけだが、スポーティなデザインやLEDがスタイリッシュで、楽しく気軽に使える。

●miCoach smart run――スマホなしで使える、ランナー向けのスマートウォッチ

 アディダスの「miCoach smart run(マイコーチ スマートラン)」は、ランニングやウォーキング用に特化した健康・スポーツタイプのデバイス。タッチ操作可能な1.45インチのTFT液晶(184×184ピクセル)を搭載し、防水性能や無線LAN機能を備えている。価格はアディダスのオンラインショップで4万5000円。

 走行ルートやペース、歩数や消費カロリー、心拍数などを計測できるが、スマホの通知を受け取って知らせてくれるサポート機能は持っていない。miCoach smart run本体に無線LANを搭載しており、取得したデータを単体でアップロードし、miCoachのサイトと同期できる。また、本体内に音楽データを取り込むと、Bluetoothヘッドフォンを使って音楽を聴きながら走ることができ、ディスプレイをタッチしてプレーヤーをコントロールできる。

 miCoach smart runは、スマホがなくても使える、ランナー向けのスマートウォッチだ。410mAhのバッテリーを搭載し、時計機能だけなら数日間使えるが、トレーニングモードでは駆動時間が約3時間から4時間半となっており、トレーニング時だけ装着するデバイスと考えた方がいいかもしれない。

 以上、代表的なスマートウォッチ5モデルを簡単に紹介した。スマホサポートタイプは、スマホをバッグやポケットに入れていても着信を逃さず、手元でいろんな情報を確認できる。健康・スポーツタイプは自分の生活を見直すのに役に立つ。

 もちろん弱点もある。1つがバッテリーの持ち。使い方にもよるが、GALAXY GearやSmartWatch 2は、1日使うと充電が必要だと感じる。miCoach smart runは1日持たない。充電の際にアタッチメントが必要なものもあり、いつでも充電して安心して使おうと思うと、それを持ち歩かなくてはならない。スマホもスマートウォッチも毎日充電となると、それなりに面倒に感じる。

 ガジェット好きには満足できるかもしれないが、腕時計としては万人に受けるとは言い難いデザインも改善の余地はあるだろう。それでも、最先端のデバイスを使っているという楽しさがあり、利便性も実感できる。自分のライフスタイルに合ったウェアラブル端末があれば、試してみてはいかがだろうか。

[房野麻子,ITmedia]

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2014.05.01|コメント(-)トラックバック(-)

モバイル+クラウドでビジネスはどう変わる? 先進企業が事例披露


 IBMの年次カンファレンス「IBM Impact 2014」が米国時間の4月28日、ネバダ州ラスベガスのベネチアンホテルで開幕した。今年は約9000人のパートナー企業やユーザー企業の関係者が出席。モバイルやクラウドをフル活用して新規ビジネスをスピーディーに展開する企業事例が紹介された。

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●モバイルが必須条件に

 「どんな企業もモバイルを避けて通ることはできない」――カンファレンス初日は、同社が掲げる「MobileFirst」という新たなコンセプトが強く打ち出される内容となった。MobileFirstとは、モバイルを起点に新規ビジネスの創造、あるいは既存ビジネスを大きく変革することを指す。ここでは例えば、社員がモバイル端末を駆使して業務効率を向上させるものから、モバイルの顧客接点を存分に活用して収益機会を拡大させるものまでが含まれる。

 同社が昨年に世界で実施したある調査によれば、明確なモバイル戦略を持つ企業は回答全体の半数未満だったが、明確なモバイル戦略を持つ企業とそうではない企業を比較すると、明確なモバイル戦略を持たない企業は幾多のビジネスチャンスを逃していることが分かったという。

 初日の基調講演には、このMobileFirstを既に体現している企業事例が登場。まず登壇した金融大手INGグループのTangerine BankでCIOを務めるチャラカ・キスールゴーダ氏は、IBMとのパートナーシップによるオンラインバンキングのモバイルアプリ開発について紹介した。

 同社ではモバイルアプリの開発からサービス提供基盤において、IBMの統合型開発基盤であるWorklightやPureApplicationsなどを活用する。オンラインでの振り込みや決済などの処理において非常な高度な安全性が要求される一方、モバイルアプリのバージョンアップなどは迅速に展開しなければライバル企業に後れをとってしまう。キスールゴーダ氏は、「IBMの提案を受けてわれわれは、End to Endにおけるアプリのリリースサイクルを6週間から2週間に短縮することができた」とその協業による効果を語った。

 Worklightを生かしたアプリ開発では、AppleのPassbookとの連携や音声認識、また、オフライン環境で決済処理の進ちょく状況を確認できる機能などを次々に実装していったという。これらの機能強化では堅牢なセキュリティ対策を確保しつつ、迅速に提供することが求められるが、デザインのパターンやカタログ、アプリの品質を確保するためのテスト機能などを最大限に活用しているとのことだ。

 キスールゴーダ氏は、「もはや『MobileFirst in the Box』という段階に来ている。IBMとの協業を推進していく」と述べている。

 Tangerine Bankでの取り組みを受けて登壇したIBM ソフトウェア&クラウドソリューションズ担当上級副社長のロバート・ルブラン氏は、「スマートフォンユーザーの85%が自身の端末を肌身離さずに利用しているといわれる。将来、企業は一人ひとりの顧客に最適化した体験を提供し、これを通じて自社のビジネスを常に変革し続けていかないといけない」と話した。

 そのためには、テクノロジーを駆使してあらゆるビジネスプロセスを変化させ、あらゆるデータからリアルタイムに洞察を得て、迅速に意思決定を行っていく。また、IBMが「Systems of Record」と呼ぶ基幹システムに蓄積されてきた情報と、「Systems of Engagement」と呼ぶモバイルやソーシャルなどから得られる情報の密な連携、活用も加わる。

 ルブラン氏は、こうしたビジネスにおける新たなアプローチを「Composable Business」と表現した。Composable Businessの起点になっているのがモバイルであり、同社がMobileFirstを強力に推進する理由でもあるようだ。

●車を所有しない時代に備えるDaimler

 自動車大手のDaimlerグループで2008年からカーシェアリング事業を欧米で展開するCar2Goは、IBMが2月に発表したパブリックPaaS「BlueMix(現在はβ版で名称はコードネーム)」やIaaSのSoftLayerへのサービス基盤の移行を進めているという。

 Car2GoのCEOのニコラス・コール氏によれば、19歳の自動車保有率は1987年の87%から2010年には70%に減少した。「かつての若い世代は自動車を持つことに憧れたが、今では使いたい時に使えればよいという感覚だ」(同氏)

 同社は顧客がオンデマンドで車をレンタルできるサービスを提供しており、約70万人の会員と1万台の車両を保有する。顧客はモバイルアプリで近隣にある車両を検索し、分単位の課金でレンタルする。乗り捨てもサービス提供する都市内では自由だ。ユーザーは1日平均7回、30分程度レンタルしているという。

 IBMのクラウド基盤への移行は、将来における自動車の保有率のさらなる減少に備え、同社の事業展開を迅速に行っていけるようにしたというDaimlerグループの狙いがある。

 DaimlerグループのMercedes-Benzでは自動運転技術の開発に注力しており、無人運転を実用化段階に近付けつつある。また、「近い将来、ある場所に行きたいというユーザーに対して、モバイルアプリで最適な交通手段や費用を知らせ、全ての決済までできるようにしたい」とコール氏。もし無人運転が可能になれば、自動車をレンタルしたいという会員のもとに無人運転で配車を行えるようになる。これによって、今まで以上に顧客満足度を高めると同時に、配車や回送などの自動車の運行効率も劇的に向上すると期待される。

 もちろん、こうした計画には法令などさまざまな環境整備を待たなければならないものの、諸課題がクリアになった際の事業展開においては、自社でサービス基盤を抱えるよりもクラウド基盤を活用した方がはるかにスピーディーにできるとの考えがある。

●新興企業にチャンスを提供するBlueMix

 IBMによれば、BlueMixを2月に発表して以降、多数の新興企業や顧客企業がこのプラットフォームの活用に挑んでいるという。現時点ではあくまでβ版の位置付けだが、実際には本格利用に乗り出すケースが少なくないようだ。

 基調講演ではモバイル決済ソリューションを手掛けるSquareが、BlueMix上で開発および実証中というモバイル決済アプリケーションのデモを披露した。iPadに装着したカードリーダーでクレジットカード情報を読み取り、BlueMix上のアプリケーションで決済処理を行うというもので、新たなデバイスへの対応はBlueMix上でたった3行のコードを追加するだけで済むという手軽さを紹介している。

 いわば「モバイルレジ」にあたるが、従来のモバイルレジの実現にはバックエンドシステムとの連携を含めて、数多くの開発工数を必要とする。デモを披露した同社のマーク・ジェン氏は、「BlueMixではバックエンドシステムへの接続やオートスケール処理なども簡単にできるので、Rapidリリースが可能になる」とコメントした。

 こうしたBlueMixによる新興企業の支援としてIBMはこの日、「BlueMixガレージ」をサンフランシスコに開設したことを明らかにした。BlueMixガレージでは開発者コミュニティのGalvanizeが、BlueMixでアプリケーションを開発して新規事業を手掛けたいという企業家を全面的に支援していく。

 Galvanize共同創設者兼CEOのジム・デターズ氏は、「IBMの知見や経験を活用し、2014年末までに200近い新興企業のビジネスの立ち上げを支援していきたい」と述べた。

●全てのユーザーにクラウドの“玄関”を提供

 IBM Impact 2014初日は、モバイルとクラウドを活用する新ビジネスへの挑戦が一大テーマとなった。IBMはBlueMixをはじめとするクラウドサービスその中核に位置付けるようだ。この日に発表された新施策もクラウドサービスが中心となっている。

 その1つが「IBM Cloud marketplace」の刷新だ。新たなマーケットプレースではSoftLayerのIaaSやBlueMixのPaaS、100種類以上のSaaSが統合され、「業務部門のリーダー(LOB)」「IT部門」「開発者」という3つの立場のユーザーが必要なサービスの大半をワンストップで調達できる仕組みを提供する。試用や決済も全て行えるようにするという。

 ルブラン氏は、IBM Cloud marketplaceではエンタープライズクラスのセキュリティを担保しつつ、各ユーザーに対してIBMとパートナー企業、そして、ユーザー企業が開発したクラウドソリューションを提供することにより、アプリケーションの能力を存分に引き出せる価値を実現できる点が最大の特徴だと述べた。

 IBM Cloud marketplaceでは特に、パートナー企業のソリューションが主役になるというのがIBMの考えだ。既に200以上のパートナーソリューションがマーケットプレースに登録されているが、同社はさらなる参加を呼び掛けている。

 また、BlueMixでは30種類以上の新サービスおよび機能強化が明らかにされた。そのコンセプトは(1)アプリケーションと機密性の高いデータをクラウド上で安全に統合できること、(2)モノのインターネットやM2Mにおけるデータやクエリの可視性を高めてクラウド上へ安全かつ高速に接続すること、(3)企業の競争力アップに必要なビッグデータ活用に向けてデータおよび分析サービスに最適な設計と拡張を提供すること、(4)開発のライフサイクルを網羅したDevOpsを提供すること――の4点である。

 MobileFirst担当ゼネラルマネージャーのマリー・ウィーク氏は、企業がモバイルで成功するために、モバイルトランザクションを受け入れ、アプリケーションを2~6週間のサイクルでリリースし、データ駆動型のアプローチを採用していかなければならないと語る。

 例えば、BlueMixに追加される「Mobile Quality Assurance」という機能は、モバイルアプリの使い勝手や品質などに対するユーザーのフィードバックを分析して、その場で開発者がコードを修正し、再リリースするといったDevOpsが簡単に実現するという。

 またIBMは同日、モバイルとクラウドを活用したアプリケーションの普及に向けて以下の製品群も発表した。

・IBM MobileFirst Application Development portfolio……より高度なアプリケーションの導入とライフサイクル管理のためのWorklightプラットフォーム、モバイルアプリの迅速なサービス拡張や高度化のためのBlueMixによるモバイルクラウドサービス、モバイルアプリに対応したCloudantのデータベースサービスなど
・IBM MobileFirst Business Acceleration portfolio……多種多様なバックエンドシステムと連携するためのAPI群、テンプレートベースによる迅速かつ容易なアプリ開発、マルチデバイス展開を支援する「IBM Ready Apps」を業界別に提供。金融や公共、小売、通信など8業種向けのリリース済み
・IBM MobileFirst studios……従来型の業務アプリケーションのモバイル対応など、新たなアプリケーションを開発、展開していくために必要な支援を提供

2014.05.01|コメント(-)トラックバック(-)

【KDDI決算発表】ドコモの料金プランは本当に評価されているのか?……田中社長の一問一答


 30日、KDDIの決算発表は増収増益、2桁成長という非常に好調な結果となり、田中社長は質疑応答やぶら下がり取材にも、終始余裕の受け答えだった。他者動向や対抗策などについて、「様子をみている」などとどちらかというと静観しているような回答が多く、あえて勝負しなくてもよいという雰囲気さえあった。

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 しかし、ぶら下がりの一問一答では、要所要所で明言を避けつつ含みのある発言もされていた。好調な業績を背景にさまざまなプランを考えテストしながら、新料金、VoLTE、LTE-Advancedなどベストなタイミングを見計らっているようだ。

--- ドコモは夏にVoLTEのサービスを開始するといっています。auではなぜ夏のサービス開始をアナウンスしないのですか。

田中氏:夏はいろいろな発表が多いので。現在トライアルはやっていますよ。

--- VoLTEにはどのようなメリットを感じていますか。またサービスを実施する場合、ドコモとの差別化ポイントはありますか。

田中氏:VoLTEnoのメリットは音質がよくなること。あとは料金プランはやろうと思えば徹底的に(安く)できることですかね。ドコモとの差別化は、CSフォールバックなしで実現したいですね。音質や料金よりもVoLTEの本質はデータ連携だと思っています。本命はそっちじゃないですか。

--- ドコモは「かけホーダイ」で中小企業など法人への訴求をアピールしていますが。

田中氏:(音声定額は)ユーザーがよく理解できていないのではないかと思っています。定額が評価されていることは理解していますが、料金だけならVoLTEでなくてもよいはずです。うちは、そういった反応をみながらもっとよく検討しようという状態です。

--- L2での回線サービスも始めていますね。

田中氏:考え方として3Gは終焉に近づいているのではないかという認識があります。LTEでできていないところをどうするかが、割とトッププライオリティのKPIになっています。

--- ドコモが225Mbpsのサービスを年度内とアナウンスしています。auでは150Mbps以上のサービスについて計画はありますか。

田中氏:チップの開発動向などを見ると、来春くらいに実際のサービスが始まるというのが見えてくると思いますが、当然そのような動きは考えています(笑)。うちはまずLTE環境を整備してキャリアアグリゲーションの展開を始めました。次の展開も考えていますが、詳しくは近々発表しますので楽しみにしておいてください。

--- 海外戦略について教えてください。ミャンマーなどで積極的な展開をかけていますが、どういった戦略を考えていますか。

田中氏:ミャンマーでは独占交渉権を得ています。ミャンマーは電話の普及率が10%台のアーリーステージです。まずインフラを整備して、アッパーレイヤのサービスを構築していきたいと思っています。まずはインフラですね。

--- 設備投資はどのあたりに注力しますか。

田中氏:LTEのエリアをとにかく広げることです。それと基地局のキャパシティを広げることです。中央の設備は全体の中でそれほど大きくありません。基地局には莫大な投資をしてもカバー率への影響はなかなか大きくできませんが、ここへの投資は欠かせません。800MHzを増やしますが、他の周波数帯も同様に強化していきます。

2014.05.01|コメント(-)トラックバック(-)
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