ソフトバンクの感情認識パーソナルロボット「Pepper」がEngadget Fes 2014にやってきました。
Engadget Fes :感情認識ロボ Pepper の開発者向け版にタッチ&トライ、モーション作成は簡単
Pepperくんは、発表翌日の6月6日からすでに表参道と銀座のソフトバンクショップで働いており、すでに見たり触れたりした人もいるかと思います。
今回のEngadget Fesでは、ショップモデルのPepper2体と、開発用のPepperくん2体の合計4体を出展していました。
まずは開発用Pepperについて、
あなたが創る未来の世界
イベント開始前のタッチ&トライ準備中のソフトバンクのスタッフ
タッチ&トライでは、限られた時間ということでABCの複数コースを用意。A:開発用ソフトウェア「コレグラフ」でボックスをドラッグ&ドロップ操作して簡単な動きとことばを喋らせせる体験コース、B:感情認識機能を使って人の感情に応じたことばをしゃべらせる体験コース、C:オリジナルのモーションを作成してPepperと一緒に記念撮影をするコースの3種類を用意していました。
「コレグラフ」でボックスをドラッグ&ドロップするだけの簡単ビジュアルプログラミング
Pepperで使用しているNAOqi(ナオキ)OS用の開発環境「コレグラフ」は、動作を定義したボックスをドラッグアンドドロップしてボックスとボックスを繋いでいくブロックダイヤグラムによるビジュアルなプログラミングが可能です。
あらかじめ動作を定義した標準動作のボックスライブラリーが用意されていますが、Python、Java、C++などプログラミング言語で独自の動作を定義するカスタムボックスを作成・保存できます。
言語を選択して、話すことばを入力。
動作ファイルの送信
アプリケーションのインストール中
即座にPepperの動作に反映
Pepperが人の顔をみて感情認識して話しかける
感情認識は、顔の表情と声の2通りあります。
感情認識のサンプルアプリケーションを実行すると、「今から感情を認識しますよ。いきますよ。あれあれ、悲しそうな顔」とPepperが話しかけていました。
やや緊張気味のスタッフの表情は「悲しそう」と判定
Pepperのことばでリラックスできたのか笑顔のスタッフ。 Pepperには心を変える力があるのか?
また、音声での感情認識には、発話パターンを一定量取らなければいけないため、今回のタッチ&トライでは表情のみでした。全身で20カ所の可動部、自由にモーションを作成
ソフトウェア上の3D操作または本体でポーズを取らせることでモーションを自由に作成できます。
頭部、両腕、ボディの合計20軸が稼働します。
左右の手を持ち上げてポーズを取らせるだけで、手を上げる動作自体は、自動的に補完してくれます。
また、手を頭の後ろに移動させる際など、頭部に手がぶつかることなく自動的によけて動作するなど、非常に簡単なモーション作成が可能です。
両手を上げるモーションのボックスを設定したら、すぐに動作確認ができます。
また、バランスを崩しそうな反り返るポーズをモーション設定しても、倒れないポジションで自動的に停止してバランスを保つ安全性を図っていました。
その他の安全性(セーフティー機能)は、関節可動部にソフトパーツを使用することで指などが挟まらないようにし、センサーで衝突を回避し、押された際などに自分でバランスを取って転倒防止するなどの対策を用意。さらに、ソフトウェアバージョンアップ時や潜在的なバグなどで異常を検知した際に、再起動するなどのフェイルセーフも用意しています。
その他、インターネット連携により最新のニュース、天気、株価などのコンテンツ、クラウド上の会話データベースとの連携による質問への応答、ソフトウェアの自動アップデートなども備えています。
ソフトバンクショップのクルーとして活躍中のPepper
ショップモデルのPepperは、ロボットショップクルーとして表参道と銀座のソフトバンクショップのみで働いていますが、2014年度末までには全国2600店舗に配備する予定とのこと。
搭載している多数のセンサーからの情報により自律的に判断して行動します。
持ちネタを見せるPepper
初出勤から1週間程度は、安全性への配慮からスタッフが付き添っていましたが、現在はPepperのみで店内のゾーンで来客を待ち、接客しています。 ただし今後は、ロボットクルーのPepperと人のショップクルーが一緒に接客することも考えているようです。 発表会のあのトークを思い出すと、販売スタッフに向いたトーク力があり、Pepperに勧められた商品は買わなければいけないと感じる人も将来的には出てくるでしょう。
今後の展開について、デベロッパーだけでなくクリエイターなど幅広い層に期待
pepper tech festival 2014(9月20日にベルサール渋谷ガーデンにて開催)
最後に、Pepperが発売される2月までの今後の展開についても確認しました。
今までのロボットとは異なり、誰でも扱えるようになったことで、アプリストアを立ち上げるといろいろな人が協力してくれるのではないか?今までロボットに興味がなかったアート、音楽、ゲームなどのクリエイターの参加に期待しているとのことです。
Engadgetのオフィスがある3331 Arts Chiyodaにアルデバラン・アトリエ秋葉原 with SoftBankを2014夏オープンする予定で(表参道にもアルデバラン・アトリエをオープン予定)、誰でもがロボットクリエーターを目指せる場(クリエーティブスペース)を提供することで、裾野の広がりに期待していました。
Pepperに触れることができる常設のアトリエは、カスタムなボックスやアプリ開発の為に各種トレーニングやワークショップを開催することで、興味を持つクリエイターやデベロッパーも増えることが予想されます。
東京以外の各エリア・都道府県に開設できればベストですが、イベント・講習のネット配信や教材の配布などにも期待したいところです。
来場者によるタッチ&トライ、Fesならではのコラボ
モーション作成にチャレンジする来場者
3種類のコースから選択中の来場者
真剣な表情でボックスのドラッグ&ドロップ操作
ボックスの設定で言語と言葉を登録
RedBullを注入して気合を入れるPepper ※Pepperは飲めません
dysonでお掃除ポーズのPepper ※Pepperは掃除できません
ロボット開発を未経験なスタッフでも使えているようでした。
株式会社BookLiveとカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)は30日、戦略的パートナーシップに関する業務提携に合意したと発表した。
BookLiveが運営する電子書籍ストア「BookLive!」とCCCが運営する書店チェーン「TSUTAYA」を相互に連携。「日本最大の総合書籍プラットフォームを創出し、紙や電子といった形式にとらわれない『新たな読書体験』をお客様に提供予定」だとしている。
具体的には、年内をめどに、BookLive!での電子書籍購入に対して「Tポイント」を付与するほか、TポイントのIDとBookLive!を連携させ、以下のようなシームレスなサービスを開始する予定だ。
・AirBook:TSUTAYAで本を購入する際にTカードを提示すると、BookLive!ですぐに電子書籍版が無料または値引き価格で提供されるサービス
・FastRead:TSUTAYAで本を注文後、本が届くまでの間、BookLive!で電子書籍版を無料で読むことができるサービス
・共通本棚:BookLive!およびTSUTAYAで購入した書籍を格納し、電子書籍と紙の本を一元的に管理できる共通本棚
・TSUTAYA360:TSUTAYAでDVD/CD、ゲーム、キャラクターグッズなどを購入・レンタルすると、作品/コンテンツに関する電子書籍が無料または値引き価格で利用できるサービス
・TSUTAYA店頭での電子書籍購入:店頭の検索機で電子書籍を検索し、レジで購入できるサービス
・BookLive!SPOT:TSUTAYAの「BOOK&CAFE」店舗に無料のWi-Fiスポットを設置し、BookLive!の電子書籍を気軽に楽しめるスポット
CCCとBookLiveが構築する総合書籍プラットフォームは他の書店や電子ストアにも解放していく予定だという。
【INTERNET Watch,永沢 茂】
TSUKUMO eX.はクルーシャルの960GバイトSSD「CT960M500SSD1」の週末限定特価販売を実施する。5台限定で3万9938円(税別3万6980円)だ。
同店は先週末にも同価格で特価セールを実施している。「SSD全体の単価が下がって、このSSD自体も後継シリーズが登場したということでしばらくは静かな感じでしたが、さすがに4万円切りということで相当注目されました」と話す。
CT960M500SSD1は、割安な大容量SSDとして1年以上も話題を振りまいてきた。デビューは2013年4月。「1Tバイト級で約6万円」というコストパフォーマンスの高さが注目を集めたが、しばらく後に売り出されたCFD販売やサムスン電子のSSDに押され、あまり話題に上らなくなった。
その後、同年9月からは週末特価で5万円を切り、再び注目を集めるようになるが、年末にかけてたびたび実施されるうちに通常売価が5万円以下となり、ほどなく埋没していった。今回が3度目の脚光といえる。
なお、BUY MORE秋葉原本店は5月の大型連休に、CT960M500SSD1の後継である1TバイトSSD「CT1024M550SSD1」を特価の3万9980円で売り出している。
「週末特価の花といえば、大容量HDDかブート用の高速SSDです。その両方の強みを備えた大容量SSDが本気で安いなら注目されないわけがない。チャンスがあればウチもやりたいですね」(某ショップ)とのことで、今後もテラバイト級SSDの超特価がたびたび見られるかもしれない。
●トータル1万円超の値引きは余裕――i7-4790K/i5-4690Kの発売記念セールも熱い!
6月26日に発売となった「Davil's Canyon」こと「Core i7-4790K/i5-4690K」を記念したセールも、複数のショップで実施されている。
TSUKUMO eX.の場合、i7-4790K/i5-4690Kと同時購入すると安くなるメモリやCPUクーラー、ストレージ、グラフィックスカード、電源ユニットなどを複数用意している。前述の「CT960M500SSD1」の場合は在庫限りで3万7778円(税別3万4980円)となるなど、さらに安くなる。
そのほか、CRYORIGのCPUクーラー「R1 ULTIMATE」が5個限定で1万円となるなど、レアな特価品も多い。同店は「Davil's Canyonでマシン一式組むなら、普段より1万円以上お得に買い物することも余裕でできると思います」と話していた。
BUY MORE秋葉原本店は、26日の発売と同時にDDR3-1866/1600/1333の同時購入割引をスタートしたほか、通常のCPUとマザーのセット割をi7-4790K/i5-4690K限定で2倍とするなど、複数の関連セールを実施している。
i7-4790KとZ97/H97マザーを買えば4000円引きになる。「ほかのキャンペーンと併用可能なので、例えばギガバイトマザー独自のCPUセットで8%引きになるセールと組み合わせたりもできます。i7-4790Kもわりと潤沢に入荷したので、ぜひご利用ください」と話していた。