株式会社BookLiveとカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)は30日、戦略的パートナーシップに関する業務提携に合意したと発表した。
BookLiveが運営する電子書籍ストア「BookLive!」とCCCが運営する書店チェーン「TSUTAYA」を相互に連携。「日本最大の総合書籍プラットフォームを創出し、紙や電子といった形式にとらわれない『新たな読書体験』をお客様に提供予定」だとしている。
具体的には、年内をめどに、BookLive!での電子書籍購入に対して「Tポイント」を付与するほか、TポイントのIDとBookLive!を連携させ、以下のようなシームレスなサービスを開始する予定だ。
・AirBook:TSUTAYAで本を購入する際にTカードを提示すると、BookLive!ですぐに電子書籍版が無料または値引き価格で提供されるサービス
・FastRead:TSUTAYAで本を注文後、本が届くまでの間、BookLive!で電子書籍版を無料で読むことができるサービス
・共通本棚:BookLive!およびTSUTAYAで購入した書籍を格納し、電子書籍と紙の本を一元的に管理できる共通本棚
・TSUTAYA360:TSUTAYAでDVD/CD、ゲーム、キャラクターグッズなどを購入・レンタルすると、作品/コンテンツに関する電子書籍が無料または値引き価格で利用できるサービス
・TSUTAYA店頭での電子書籍購入:店頭の検索機で電子書籍を検索し、レジで購入できるサービス
・BookLive!SPOT:TSUTAYAの「BOOK&CAFE」店舗に無料のWi-Fiスポットを設置し、BookLive!の電子書籍を気軽に楽しめるスポット
CCCとBookLiveが構築する総合書籍プラットフォームは他の書店や電子ストアにも解放していく予定だという。
【INTERNET Watch,永沢 茂】