
サッカー女子の国際親善大会「アルガルベ・カップ」は10日、ポルトガルのファロなどで1次リーグ最終戦が行われ、日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング3位)はスウェーデン(同6位)に2-1で逆転勝ちし、2勝1分けの勝ち点7でB組1位となり、2年ぶりの決勝進出を果たした。12日午後2時10分(日本時間同11時10分)からの決勝で初制覇を懸け、A組1位のドイツと対戦する。
強豪スウェーデンに対し、司令塔の宮間(岡山湯郷)や大黒柱の澤(INAC神戸)らベストの布陣で臨んだ一戦。なでしこジャパンが劣勢をはねかえし、土壇場で勝利をつかんだ。
前半42分に不用意な反則を犯してFKから先制された。前線からプレッシャーをかけ、世界屈指のFWシェリンにほとんどボールを通させず、主導権を握りながら、ワンチャンスをものにされた。それでも、最後はワールドカップ(W杯)王者の底力を見せた。
後半4分に大儀見(チェルシー)が相手のバックパスを奪って今大会初ゴール。大儀見の歴代2位となる代表通算48得点目で同点に追い付くと、今大会初出場のGK海堀(INAC神戸)が好セーブを連発。44分に相手のハンドで得たPKを宮間が冷静に決めた。「嫌な時間に失点したが、負ける気はしなかった」と大儀見。宮間は「重圧はあったが、みんなの思いを込めて蹴った」と話した。
昨年大会は宮間、澤を招集せず、若手中心で臨み、1次リーグで1勝2敗に終わったが、今回はベテランを軸にしたメンバーが組織力を発揮。 佐々木監督も「この選手たちは勝負の嗅覚があるし、流れを読むところが体に染み込んでいる」と評価した。
決勝で当たるドイツは2年前に敗れた相手。宮間は「勝って(W杯女王の)面目を保ちたい」と気合十分に話した。