
中国は、消息を絶ったマレーシア航空370便が墜落した現場の可能性がある海域の衛星画像を公開した。しかし、どれだけ有力な手がかりになるかは不明だ。
画像は9日に撮影され、中国の国家国防科学技術工業局が12日深夜にウェブサイトに掲載した。同ウェブサイトは、マレーシアの東、ベトナム南端沖にあたる東経105.63度、北緯6.7度の海域20平方キロに3つの漂流物があるとしている。
まだ実を結んでいない捜索活動で、この画像に多くの期待が集まっている。中国の李克強首相は、13日朝に北京で開いた会見でこの発見について、「手がかりになる可能性があり、綿密に」調査していると述べた。
だが、疑うべき理由はある。
まず、物体は非常に大きい。サイトによると、それぞれ43X59フィート(約13X18メートル)、46X62フィート、72X79フィートあるという。これに対し、消息不明となっているボーイング777 -200型機は長さ209フィート、高さ61フィートだ。それほど大きな飛行機の破片が浮かぶだろうか。
また、タイミングも怪しい。これらの画像が有力な手がかりと考えられているなら、なぜ撮影から3日たった12日夜まで公開されなかったのか。
最後に、中国より強力な衛星を飛ばしている米国はなぜこの物体を発見できなかったのか。
中国の当局者たちでさえ今ではヘッジをかけているようにみえる。AP通信は中国民用航空局(CAAC)の李家祥・局長が13日朝に語った言葉として、当局は漂流物と消息不明機の関係を確認していないと伝えた。「見直しをしたが、それらが行方不明機のものだと確認できなかった」という。
国家国防科学技術工業局を監督する工業情報化省に13日電話をしたが、応答はなかった。
Josh Chin