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2026.02.06|コメント(-)トラックバック(-)

今度は右ひじ…中日・浅尾を壊した日本球界の“悪しき体質”


 中日に衝撃が走った。6日、セットアッパーの浅尾拓也(29)が右肘関節内側側副靭帯を損傷していたことが、病院での精密検査で判明した。キャンプ中から、古傷を抱える右肩の状態が思わしくなく、これが肘にも影響したとみられている。

「12年に右肩を故障した浅尾は、右肩に負担がかからないフォームを模索していた。ただ落合監督時代、常に優勝争いをするチームで大事なポジションを任されてきた勤続疲労もあるはず。しかも、責任感と負けん気が人一倍強いから、疲労を抱えつつもイニングまたぎや酷使に耐えていた。首脳陣の間では、肩の負担軽減を考慮して一時は先発転向も検討されたようだが、右肘は新たな故障箇所。長期離脱も覚悟が必要でしょう」(中日OBの評論家・藤波行雄氏)

 もっとも、今回の浅尾の故障は、個人的な問題にとどまらないのではないか。プロ野球の歴史を紐解けば、才能に恵まれながら若くして故障し、ユニホームを脱がざるを得なかった投手はゴマンといる。

 阪神時代の84年、77試合登板のセ・リーグ記録(当時)を達成するなど、主にリリーフで活躍した福間納氏が言う。

「酷使による故障は自分ひとりではコントロールできない。プロの投手たるもの、調子がいい時は何試合でも連投できると思うし、少しくらいの痛みなら無理をしても投げる。『痛いのか』と聞かれても、『大丈夫です』と答えます。それで故障した後が苦しい。休めば年俸に影響するし、『ゆっくり治せ』と首脳陣に言われても『チームに迷惑をかけられない』と焦る。完治していないのに、無理して投げて再び故障……という悪循環に陥ってしまう。私自身、86年に左肘を故障した時はどうにもならなくて、祈祷(きとう)師のところに行って神頼みをした。肉体的にも精神的にもかなり追い込まれる。これに耐えられるのは、よほどの強靭な体に恵まれるか、堂々と『自分は休む』と言える実績とずぶとい性格を持つごく一握りの選手だけです」

■故障を隠して連投すると「美談」になる

 選手が酷使や痛みを我慢する精神構造になってしまうのは、日本球界やマスコミの体質に大きな問題がある。

「ケガした選手は今後の野球人生を考えれば、しっかり休むことが大事。でも、選手をボロ雑巾のように使っても、『また新しい選手が出てくるからいい』と考えている指導者は今もいる。マスコミ報道にも問題があると思う。故障を隠して連投して抑えると美談仕立てにするが、反対にケガで休んだら批判をしたり、リハビリ期間中は『いつ上がってくるんだ』とせき立てる。大半の選手は常に周囲の顔色をうかがい、精神的に追い詰められていくのです」(福間氏)

 米球界では選手に無理をさせない。日本の登録抹消が10日間のみであるのに対して、大リーグは7~15日間(プレー中に脳振とうを起こした選手が対象)、15日間、60日間と区分けされている。もし故障で長期離脱をしても、復帰するまでの計画を立て、面倒を見る。だから選手は治療に専念できる。

 日本球界の悪しき慣習がなくならない限り、“犠牲者”はこれからも増え続ける――。

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2014.03.09|コメント(-)トラックバック(-)
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