
【ワシントン=小雲規生】米上院情報特別委員会のファインスタイン委員長(民主党)は11日、議会での演説で、中央情報局(CIA)が同委員会のコンピューターに不正にアクセスしたと明らかにし、「憲法違反だ」と強く批判した。
ファインスタイン氏によると、ブレナンCIA長官は1月15日、ファインスタイン氏とシャブリス副委員長(共和党)と面会し、CIAがコンピューターを「捜索した」ことを認めた。ブレナン氏は11日、ワシントン市内での会合で、コンピューターへの「ハッキング」は行っていないとして、不正なアクセスを否定した。
同委員会は米中枢同時テロ後、CIAがテロ容疑者に対する「水責め」などの過酷な尋問を行っていたことについて調査を続けてきた。ファインスタイン氏によると、ブレナン氏は、同委員会のスタッフがこの調査の過程でCIAの内部報告書に不正にアクセスした疑いがあるため、同委員会のコンピューターを捜索したと説明したという。
ファインスタイン氏は同委員会がCIAの内部報告書の原案を保有していることを認めているが、CIAから自主的に提供された書類のなかに含まれていたものだと主張。違法な手段で入手したものではないとしている。
同委員会はすでに6300ページに及ぶ報告書の原案をまとめている。CIAはこの原案の内容の一部が不正確だと指摘している。