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CPUの選び方、マザーボードの選び方 [最新版、PC自作の基礎知識](3) - newssabandon

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2026.01.30|コメント(-)トラックバック(-)

CPUの選び方、マザーボードの選び方 [最新版、PC自作の基礎知識](3)


 自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新特集「最新PC自作の基礎知識」をまるごと掲載する当企画の3回目は、CPUとマザーボードの選び方。

【この記事を写真付きで見る】

 パーツ選びの基本とも言える、CPUとマザーボードの最新事情、そしてオススメパーツなどを紹介する。

 なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 5月号は既に発売中。50ページにも及ぶ当特集のほか、様々なパーツの詳細レビューや徹底分析、そして「改造バカ一台」などの爆笑記事も掲載している。

【CPUの選び方】

【マザーボードの選び方】

- DOS/V POWER REPORT 2014年5月号 Special Edition -

◆ CPUの選び方

■ ポイント1CPUのメーカーごとのおおまかな特徴を理解

 CPUのメーカーは、長い間IntelとAMDの2強時代が続いている。なかでも近年は、Intelの独占傾向が強まっており、不動の主役と言ったところ。CPU選びの際は、まずIntelCPUのラインナップやスペックの違いを把握することが重要。Intelの主力は、第4世代Coreシリーズ(開発コードネーム:Haswell)だ。ハイエンドのCore i7、ミドルレンジのCore i5、ローエンドのCore i3と三つのブランドがあり、さらにその下位にもPentium、Celeronという超低価格ブランドを揃えており、必要な性能、予算に応じてシンプルに選べるようになっている。

 購入時に注意したいのは、C P Uの世代だ。IntelのCPUは、世代を経るごとに内部構造や製造技術が改良されて、性能や電力効率(電力あたりの性能)が向上しており、同じCore i7でも新世代のほうがよい。アップグレード用などに1世代前(開発コードネーム:Ivy Bridge)のCore i7やCore i5もまだ店頭では販売されている。最新世代はLGA1150、旧世代はLGA1155と対応ソケットが異なるので、ソケットで区別するのが一番分かりやすいだろう。AMD CPUは、純粋なCPUの性能や電力効率ではIntelに対して分が悪い。ただ、内蔵GPU性能が高いという強みがあり、さらに現在準備しているCPUとGPUの高度な連係ができる仕組(HSA)がうまくいけば、状況が大きく変わる可能性もある。

■ ポイント2グラフィックス機能を内蔵する製品が当たり前

 最近は、グラフィックス機能(GPUコア)を内蔵するCPUが主流だ。GPUコア内蔵のCPUを使えば、マザーボードの出力端子から直接ディスプレイへ画面を表示できる。ビデオカードが不要なので、その分のコストや電力も省ける利点もある。GPUコアを内蔵しないものは、もはやハイエンドのスペシャルモデルや特殊な用途向けの製品でしか残っていない。

 数年前までのCPU内蔵GPUコアは性能が低く、低価格PCや小型PC向け限定という印象が強かったが、近年は急ピッチで性能が向上しており、描画負荷の高いタイトル以外ならば画質設定しだいで3Dゲームも遊べるレベルまで来ている。右のグラフを見ても分かるとおり、同じメーカーであれば、CPUのグレードが上がるにつれて、グラフィックスのパフォーマンスも向上すると考えてよい。

 最新のCPUはフルHDを超える高解像度表示にも対応するなど、機能面の進化も顕著だ。とくにAMDは、GPUメーカーであることもあってGPUコア優先の内部構造を取り入れており、実際に内蔵GPUのパフォーマンスは高い。これがIntel CPUに対する最大のアドバンテージでもある。

 以下の表のようにCPUのブランドはたくさんあるが、注目すべきなのは、Intelならば「LGA1150版のCore i7/i5/i3、Pentium、Celeron」、AMDなら「Socket FM2+のA10」と覚えておこう。後は、ラインナップ内のグレードの上下から選んでいけばよい。

■ ポイント3用途を考慮してブランド、モデルを絞り込む

 CPUの性能を大きく左右する要素に「動作周波数」と「コア数」、「スレッド数」がある。同じブランドのCPU同士であれば、動作周波数の差が性能差に直結する。コアとはCPUの中でも実際に計算処理をする部分で、多いほど並行して計算ができる。スレッドは同時計算できる命令の数で、スレッドを増やすとコアを増やすことに似た効果がある。つまり、上位のモデルほど、コア/スレッド数が多く、動作周波数も高いわけだが、性能差はソフト側の設計でも違ってくる。基本的にCPUパワーを多く要求するソフトは、多数のコア/スレッドによる同時計算に最適化されているので、コア/スレッド数が性能に直結する。3DCGのレンダリング性能を計測する右のCINEBENCH(CPU)の結果などはその典型だ。一方、比較的CPUの負担が軽い3Dゲームなどでは、スレッド数はほぼ無関係、コアと動作周波数では後者のほうが比較的影響が大きい。

■ 編集部のお勧めCPU

□ ローコスト:Intel Celeron G1820(実売価格5,000円前後)

・動作周波数:2.7GHz

・グラフィックス機能:HD Graphics

現行世代でもっとも安いCPUだが、内部構造は上位のCore iブランドと共通であり、日常操作やオフィス用途では十分な性能を持つ。とにかくコストパフォーマンスが抜群。

□ スタンダード:Intel Core i5-4440(実売価格20,000円前後)

・動作周波数(Turbo Boost時):3.1GHz(3.3GHz)

・グラフィックス機能:HD Graphics 4600

第4世代Coreシリーズの中堅モデル。日常操作からクリエイティブまで用途を問わず高いレベルの性能を持ちつつ、実売価格も比較的リーズナブルで買いやすい点が魅力。

□ ハイエンド:Intel Core i7-4770K(実売価格36,000円前後)

・動作周波数(Turbo Boost時):3.5GHz(3.9GHz)

・グラフィックス機能:HD Graphics 4600

電力効率に優れた第4世代Coreシリーズの最上位モデル。日常操作、オフィス、クリエイティブ、いずれも最高レベルのパフォーマンス。倍率変更OCでさらに上の性能も狙える。

◆ マザーボードの選び方

■ ポイント1CPUと同じソケットのものを選ぶのが大原則

 自作PCの構成は、目的、用途から考えていくと、自然とCPUやビデオカードといった性能面での影響が大きなパーツが先に決まり、マザーボードはそれに合わせて選ぶというプロセスになる。つまり、使いたいCPUに対応した規格のCPUソケットを備えた製品を選べばよい。CPUソケットの規格は、IntelはLGA1150に、AMDはSocket FM2+へと実質的に1本化されつつあり、あまり迷うこともないだろう。

■ ポイント2拡張性を左右するフォームファクター

 マザーボードのサイズの基準がフォームファクターだ。サイズの上限枠を決め、拡張スロットやネジ穴の位置も共通化してあるので、異なるメーカーのPCケースとマザーボードでも組み合わせられる。小型のフォームファクターは、基本のATXをベースに切り詰める形で小型化している。主流は常にATXだが、最近では小型のMini-ITXのニーズが急上昇、製品も増加している。

■ ポイント3チップセットでおおまかな機能が決まる

 マザーボードのメインチップと言えるのがチップセットだ。役割はCPUとほかのパーツとのデータの橋渡しであり、各種インターフェースのコントローラを内蔵している。チップセットにもグレードがあり、ハイエンドのものほど多機能で拡張性も高い。

 最近のCPUは、以前はチップセットの機能であった部分(グラフィックスインターフェースなど)も取り込んで進化しており、チップセットも2チップ構成から1チップになり、機能も以前に比べると少なくなってきている。それでもストレージコントローラやUSBコントローラはチップセットに内蔵されており、ストレージ機能(Serial ATAポート数、RAID対応など)やUSB 3.0/2.0のポート数などはチップセットでほぼ決まる。

 また、とくにIntelではチップセットの情報を見てCPUの機能を制限するような方法で差別化を図っている。たとえば、CPU(Turbo Boost)の倍率変更によるオーバークロック(OC:CPUやGPUを定格以上の速度で動作させる行為)機能などがそうだ。 なお、CPUやチップセットがOCを補助するような機能を備えていても、OCが原因による故障は保証外、自己責任であることを覚えておこう。

■ ポイント4実際のインターフェースや機能をチェック

 チップセット以外の部分についてマザーボード選びのポイントを見ていこう。なかでもとくに重要と言える要素がVRMだ。ゲームや動画編集など高負荷環境が想定されるシステムではしっかりしたVRMを搭載した製品を選びたい。また、最近はサウンドのアナログ変換まわりにこだわった製品が多く、サウンドカードなしでもよい音が楽しめる。ただ、その効能が得られるのはマザーボード上の端子から直接アナログスピーカーやヘッドホンに出力する場合に限られる。USB DACを使用する場合、HDMI経由でサウンドも出力する場合、S/P DIFでデジタル出力する場合などは出力先の機器の性能、品質に左右されることに注意。

□ 拡張スロット

ビデオカードはPCI Express x16、テレビチューナーやサウンドカードなどはPCI Express x1が使われる。かつて主力だったPCIスロットを持つ製品もまだ多い。PCI Express x16に見えて内部的にはx4接続というスロットもあり、これを使ってマルチGPUを構成するとうまく性能が出ないので注意したい。

□ Serial ATA/mSATA

自作PCには、HDDやSSDをたくさん搭載してNAS的に使いたいといったニーズも多い。そういう構成では、SerialATA 3.0ポート(6Gbps)の数、RAID対応などは大きなポイントだ。チップセットの標準ポートのほかに、サードパーティ製のチップを追加してポートを増やしている場合もある。

□ VRM

マザーボードの長期的な信頼性、耐久性にかかわるのがVRMと呼ばれる電源回路部だ。電流変換を行なう回路(フェーズ)が多いほど高負荷耐性、長期的信頼性が高い。ハイエンドC P Uを使う場合、あるいは動画編集など長時間高い負荷をかける用途に使うなら重視したい要素だ。

□ 無線LAN機能

自作用マザーボードはほぼすべて1000BASE-T対応の有線LAN機能を備えるが、無線LAN機能を装備する製品も増えてきている。最新規格IEEE802.11ac対応でさらにBluetooth v4.0機能を持つコンボカードをPCI Express Mini Card経由で実装している製品が多い。アンテナの長さや形状もチェックしたい。

□ 映像出力端子

マザーボードの映像出力端子は、CPU内蔵GPUの映像を出力するための端子だ。内蔵GPUを使うならば、使用するディスプレイに合った端子を備えているかチェックしておこう。低価格マザーボードはもちろんだが、ハイエンド製品でもビデオカードを使うことを想定し、HDMIのみしかないものがある。

□ サウンド

最近は交換可能なオペアンプやヘッドホンアンプを搭載するなど、サウンド機能にこだわった製品が多いが、この効果があるのはマザーボードから直接アナログスピーカーやヘッドホンに出力する場合のみである。サウンドカードやUSB経由で出力する場合、音質は接続先の機器によって決まる。

■ 現在人気のマザーボードはこれだ!

□ スタンダードATX:ASUSTeK Computer H87-PRO(実売価格:11,000円前後)

・LGA1150

・Intel H87

・ATX

H87の標準機能を素直に活かしたシンプルなATXマザーボード。6フェーズのVRMを搭載しており、さまざまな用途に無難に対応できる。

高機能ファンコントローラのFan Xpert2など、実用的で使いやすいと定評のあるユーティリティが使用できる

□ 格安ゲーミング:ASRock Fatal1ty H87 Performance(実売価格:10,000円前後)

・LGA1150

・Intel H87

・ATX

低価格ながら8フェーズのVRM、高品質サウンド、専用マウスポートなど、ゲーム用途に適した装備を備えたH87マザーボード。

基板、パッケージ、UEFI、ユーティリティまで黒と赤を基調にした共通のデザインイメージで統一。演出面も魅力だ

□ 高機能Mini-ITX:ASRock Z87E-ITX(実売価格:18,000円前後)

・LGA1150

・Intel Z87

・Mini-ITX

小型の基板に高機能なZ87を搭載し、さらに高品質VRM、高品質サウンド、最新のIEEE802.11ac対応無線LANと妥協のない機能を詰め込んだ1枚。

PCI Express Mini CardのIEEE80.11ac対応無線LAN/Bluetoothカードを搭載。裏面にmSATAスロットも装備する

~次回、[パーツの選び方:ビデオカード編]に続く(31日掲載予定)~

- DOS/V POWER REPORT 2014年5月号 Special Edition 目次-

1回目:PC自作はいつだって楽しい! ~改造バカ、かく語りき~

2回目:理想のマシンを自分で作ろう ~自作PC作例集6選~

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【AKIBA PC Hotline!,AKIBA PC Hotline!編集部】

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