
【ワシントン=小雲規生】米国務省のサキ報道官は10日の記者会見で、ウクライナ情勢をめぐるケリー米国務長官とロシアのラブロフ外相との会談が、16日に予定されるクリミア自治共和国の住民投票前に行われるためには、ロシアが外交解決に真剣に取り組むことを示す「明確な証拠が必要」との認識を示した。
サキ報道官は、ロシアはウクライナとの直接対話やクリミア半島での衝突を回避するための国際的な仕組みの導入を受け入れるべきだと改めて強調。提案の受け入れが明確になれば、米国も「緊張を緩和させる方法について、協議することを歓迎する」と話した。
サキ氏は会談日程が現在も固まっていない理由について、ロシアが提案受け入れに明確な態度を示していないためだと指摘した。ロシア側はケリー氏に10日の訪露を打診していたとされる。